もう少し喋ってよ
「俺、遊園地って久々だな。乗れないのとかある?
俺はコーヒーカップを回しすぎなのがだめ。乗れるけどね。
ジェットコースターはOKだよ。」
行きの電車で無言だったらひっじょーに気まずいので、
やまうりランドの前で待ち合わせにしてもらった。
入口でチケットを買い、さあどうやってまわるんだろうと思っていたら、
意外にもヤマト君から話しかけてくれてほっとした。
「私はジェットコースター系はなしで。ごめん。
あ、待ってるから乗ってきていいよ。」
「いや、一人でジェットコースターはないわ。」
「だよね。。。ごめんね。遊園地は私じゃない人ときたほうが楽しいかも。」
「んなわけないだろ!ってごめん。
別にジェットコースターに乗りたいわけじゃないから大丈夫。」
・・・・・無言。
まずい。気を使わせてしまったあげく、気まずい雰囲気に。
これは私から何か言わねば。
「あ、私は空中ブランコとメリーゴーランドとコーヒーカップとかが乗りたいかな。
コーヒーカップ、ヤマト君無理なら別に大丈夫だよ。」
「いや、乗るよ。乗るから。じゃあその順番に乗ろう。」
2人で歩きながら空中ブランコに向かう。
が。
だめだ。やっぱり会話が続かない。
じゃない。ヤマト君、やっぱり喋らない。
頼むよ。もう少し喋ってよ。
とりあえず、宣言通り、空中ブランコ→メリーゴーランド→コーヒーカップに乗った。
久々に乗ってそこそこ乗り物自体は楽しんだけど、やはり会話がない。
コーヒーカップで無言で乗ることになるとは。。。
「そろそろお昼にしようか。」
と言われ、遊園地のフードコートへ。




