放課後の教室
朝の仕事はいいけれど。
放課後の教室を二人で見回る仕事はちょっと気まずい。
ヤマト君、あまり喋らないしね。
なんとなく、私が喋らなきゃいけない雰囲気が!!
こんなに喋らないのに、この人私のこと好きなのかな?
とか考えちゃうし!!
意識してるじゃん。私。
むしろ、私のほうが意識してる感じがする。
ヤマト君ってどんな人だっけ?
とか考えてみる。
基本あまり喋らないけど、真面目で頼まれたら断れないところ、責任感が強いところ、サッカーが得意なところ、それとなく優しいところ。
今だって、ゴミ拾いのための袋はヤマト君が持ってくれてるしね。
いい人だわ。
ヤマダよりよっぽど。
ごめん、ヤマダ。
こうして考えるとむしろ何故私なんだろうか、、、。
頭1つ分大きいヤマト君をチラ見する。
目があった。ヤバっ。
「なに?」
「いやなんでもないよ。」
「あ、そう。でさ。
俺のこと、ちょっと考えてくれたりしたかな。
一応、色々アピールしてみたんだけど。」
いつ!?どこで!?
「クリスマス、もう1回チャンスくれない?
まじで夏休みのことはヤマダにも笑われたし、ほんと色々申し訳ない。」
いちいちヤマダに報告するわけ!?
勘弁してよ。
「クリスマスじゃなくてもいいしさ、冬休みどこかいこうよ。ラストチャンスってことで。」
、、、
流されてる気がする。
だいぶ流されてる。
どうする私。
「予定合うか分からないしちょっと考えさせて」
とりあえず今日はこれで勘弁してもらおう。




