委員会
夏休みはそのまま一度もヤマト君には会わなかった。
時々部活で学校に行くと見かけたようなきはするけど、
こちらからわざわざ話かけにいくことはないし
ヤマト君も気が付いているかいないのかは分からなかった。
でも私にとっては初めてだった男の子と二人での映画館。
私にとって強烈な夏の思い出となり
告白→友達としての映画館鑑賞
が私がヤマト君のことを意識する存在にしたことは間違えなかった。
二学期になってからもやはりついつい目で追ってしまう。
自分でも、あれおかしいな。
と思いつつ。
そんななか、ヤマト君と委員が同じになり一緒に過ごす機会が増えていった。
ついでに最初は私のクラスの男子は違う男子が委員だったのだが、
なぜかヤマダにかわっていた。
ヤマダは
「キューピットヤマダとしてはお前とヤマトの接点を作らねばならぬとお前がなった委員になるようにヤマトに伝えてやったのさ。そしてキューピットヤマダもいつでもフォローできるように同じ委員になったのであった。」
とか言ってたが。
またヤマダか。
私達は生活委員。いわば雑用委員。
放課後の教室の掃除後の見回りやゴミ拾い、早朝の挨拶運動や花壇の水やりなどが主な仕事だ。
花が好きな私は花壇の水やり目当てだ。
同じクラスの人とペアになるとどうしても自分のクラスだけ見回りして終わりになってしまうことがあるらしく、別のクラスの人とペアになることになっている。
ペアは男女でも男子だけ女子だけなどは関係ない。
まあ、ヤマダは早々にヤマト君クラスの女子とペアになったよね。
さすがモテ男。
他のクラスは男子男子・女子女子だけでのペアになっていた。
うわ~。委員総出でなんかはめられてるような気がするんだけど・・・。
違うよね。意識しすぎ?
「なんか余りものの俺で悪いけどペアでいいかな?」
とヤマトに言われて
「よろしくお願いいします」
としか答えられなかった私。




