一階美術室の廊下
体育祭が終わってしばらくした後
ヤマダから「あのさ~、今日の放課後、一階の奥にある美術室の廊下にいってくれない?」
と言われた。
「え、、、なんで?」
「わかるでしょ!?わかるよね!?あいつが話したいことあるって。」
「・・・それって強制ですか?」
「は?行かないの?行ってやれよ~!行ってくれよ~!」
・・・いやいやなんなのさ。
私としては好きな人いるって皆さん知ってますよね。
まあ見込みないけど。
だからって、じゃあ違う人に告白されて付き合いますってことじゃないでしょ。
でもこの流れ行くしかないよね。
「わかりました。行きます。でも私としてはどうしようもないよ。」
「おうおう!行ってくれるだけでいいから!ありがとな。宜しくな!」
「・・・」
どういう態度でいけばいいの?
「ごめんなさい。」とか答えるの?
そもそもやっぱり行く意味なくない?
そんなことを
その日考えていたらあっという間に放課後になり、美術室の廊下に行った。
「ま、まあ、分かっていると思うんだけど、俺、お前のこと好きなんだよね。
できれば付き合ってほしいんだよね。」
「・・・・・」
「いや、絶対無理だということも分かってたし、告白する予定もまだなかったんだけど、
馬鹿ヤマダがバラしちゃったっていうから・・・。
それなのにこのままっていうのは、俺としてはなんか逆にきまずいっていうか・・・。
自己満足っちゃー自己満足なんだけど。
まだ答えはいらないから、ゆっくり気長に俺とのことを考えてほしいっていうか。
とにかく俺はお前が好きです。今はそれだけ知っててほしいです。
とりあえず友達として今度どこかいけないかなと思ってる。
また連絡するから。じゃ!」
!?!?!?
言い逃げしてダッシュでさるヤマト君に私は何も言えずにそのまま立ち尽くした。
なぜ私が残される??
ちょっと待ってよ。
え?私、ここにきてなんか言葉発したかな?一言も発してなくない?
とりあえず、、、部活行こう。




