無限
1.矛盾の証明の仕方
いつも人は言う。ありがとう。おはよう。ありふれてはいるが、生きていく上では大事になる挨拶、言葉。みんなは元気にしてるかな。見方を変えればたくさんの光景が目に浮かぶ。
俺友達居ないんだ実を言うと。仲のいい親友がそう言った。ホントはいるくせに、ならなんで俺の親友なんだよ。どちらにしても俺に言うには性格が悪すぎる。なんでそんなに自分を悪くいうのだろうか。俺はそいつより友達はいない。いつもの帰り道、いつものメンツ、普段通りの毎日。息を吐く間にすぎていく時間、全てが計算されているように何かに近づいてきている。気づくのが遅すぎた。この世に変わらないものはあるのだろうか。大人になるにつれて見たくないものが見えてきた。
SNSすら見るのが辛い。病みアピ?マジで意味わからん。ていうか早くバーガー食べに行きたいなー。気づいたら1人で帰路を歩いていた。友達なんて、基本ペアみたいなもん。俺なんか店に行くような友達もいない。本当に今日はいい日だ。自分の思っていることに反する結果であっても、それが毎日であるなら変わらない。地球がひとつだけあるとは限らない。磁石のように引き合う、反発し合う、そのように万有引力も離れ合う力はあるはずだ。この世は対になる物が沢山ある。今日はほんっとうにツイてる。