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課外授業の準備

俺はフィン・ヴァンフールに対して貴族至上主義の考え方を改善させるために行動しようと決めて行動に移すために準備を始めたが、学園の基本方針は個人の考え方に干渉をするつもりは無いというものだ。


学園では身分の差によって差をつけないという方針はあるものの、あくまで学園側からそのような事をしないだけでそこに通う者達がどのように振舞おうとそれについて何かを言うわけでは無い。

そういった事もあって貴族至上主義の者達の数が減る事が無いようだ。


なので最初は俺の行動を学園側が許可を出すことは無かった。

学園の教師という立場である以上この手の話に介入させるわけにはいかないとの事だ…

介入も何も俺自身が当のフィン・ヴァンフールに絡まれているのだが学園の考え方はそんな感じだった。


その為俺はエレノアさん経由で王様に連絡を取って王様から今回の事を承認してもらう事にした。

なるべく頼りたくはないけれど、王様からの指示で教師をしているのだからこれくらいのお願いくらいいいだろう…


そんな感じで何とか学園からの許可も取る事が出来たのでさっそく行動に移すことにした。


今までのような希望者のみではなく、通常の授業と同じ感じで領地ごとの違いを課外授業として行わせてもらえる事になった。

一見領地の違いについては領地を経営する立場になる貴族以外には意味が無いような気がするが、魔法学科の生徒であれば活躍次第では貴族に使える可能性や貴族に取り立てられることもあるので、授業として行ってもおかしくない。


領地についての授業を行う許可を取ったものの、普通に移動を行ったのではかなりの時間がかかってしまい、もともと予定されている授業に大きく問題が出てきてしまう。


それを解決するためにリムーバルの能力で解決する事にした。

ずいぶん前からソフィアさんやエレノアさんとの鍛錬にイミテート、レギュレート、リムーバルの3体を参加させて一緒に鍛錬していたし、すでに王様にまで目をつけられているのだから隠す意味もだいぶ薄くなっているのでおそらくは問題ないだろう…


こうして問題を全て解決したうえで領地についての課外授業を開始する事にした。

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