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グループでのスキル練習

このグループ分けでのスキル練習は一番スキルの取得が進んでいる人が主導で行うようにとセオさんからの指示が追加であったので、俺が指示を出すことになった。


「ではさっそく練習を始めようか。

俺は魔法の応用についての練習だからいろいろな魔法を発動するから、メイソンとエヴァは魔法発動に必要なイメージを固めていってね。

出来るだけイメージを掴みやすいように見栄えの良い魔法を発動させるから、気負わずにやっていこう。」


そう言って威力は低めに抑えたうえで見た目だけ派手な魔法を発動させてみる。


「これはすごい綺麗な魔法だね。

確かにこれはただ火を出したり、水を出したりする魔法よりもずっとイメージしやすそうだね。」


「す、直ぐにこれくらい私も出来るようになるわ…

私は神様に選ばれたんだから…」


メイソンとエヴァがそれぞれの感想を言いつつ魔法の練習を始めるが、何だかエヴァは授かった天恵スキルにこだわりすぎている気がするな?

まあ今考えても仕方がないから次に行こう。


「次はロニーだけど、魔力感知が出来ているんであれば魔力制御はそれほど難しい事ではないんです。

自身の魔力も感知できるようになっているからわかると思うけど、通常は人間の魔力は体全体をほぼ均一に存在しています。

魔力制御の練習は均一な魔力を少しずつでいいから動かせるようにしていきましょう。

体自体は動かさないようにして、魔力に意識を向けて、それが自身の体の一部だとしっかりと認識する事が大事です。

試しに俺が左手でゆっくりと魔力を動かしていきますので、それを参考にしてみましょう。」


「おー。魔力制御ってそうなってたのか…他の人たちの魔法の発動とかすでに魔力制御を出来るやつらの魔力制御を見ても魔力の動きが早くてよくわからなかったんだよな。

これだったらよく見えるし何か参考になる気がする!」


そう言ってロニーも自身の練習に没頭し始める。


「最後にトビーだけど、魔力感知を覚えるには自身の魔力を感じ取れるようにするのが一番なんだ。

自身の外側の魔力を感知しようとすると、魔力感知ではなく気配察知と練習方法が被ってしまい経験が分散されてしまうんだ。

セオ先生が周りに魔法や魔力制御の影響が多いほうが魔力を感知しやすくなるって言っていたけど、あれは自身の中のわずかな魔力を感知するより、周りの魔力を多くすることにより外部の魔力を感知しやすくするって事だね。

なので自身の魔力量を一時的に増やすことで、より魔力感知のスキルを取得しやすく出来るんだ。

今からトビー君に魔力を活性化させる魔法を使用して、体内の魔力量を一時的に増やすから、トビーは自身の内側に意識を集中するようにしてくれ。」


「うわぁ。なんですかこれ?体があったかくなってきました…

これが魔力って事ですか?」


「そうそう。そのあったかさに意識を集中してみて。」


「はい。やってみます。」


そう言ってトビーも集中し始めた。


よし。これである程度大丈夫だな。

まあ。これらの練習方法は俺が考えたのではなくて、転生者スキルに質問した結果なんだけどね…

俺が練習していた時は他に見本に出来る人がいなかったから自力で練習しなきゃいけなかったから、イメージを掴みやすくするとか、魔力量を増やして感知しやすくするとか無理だったけど。

環境次第で、取得のしやすさとかって変わるものなんだな…

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