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学園入学

王都についてから学園の新学期授業が始まるまで、冒険者カードのランク上げや、取得している隠蔽系のスキルを使用して身バレしないように珍しいけど大々的な騒ぎにはならないレベルの素材の販売などを行って資金作りを行った。


これで何か突発的に金銭が必要な事態になっても何かしら対応できる。


そんな感じで日々を過ごして今日は学園の入学日になった。


この学園は国が身分や経済力に関わりなく才能ある者に学びの機会を与えて国や関係機関に登用する事を目的にしている。


その為、学園の理念としては学園内において身分は関係なく、学園内における学力や研究功績などを重視する事になっていのだが、残念ながら学園を出た後の雇用先が国や関係機関の時点で身分の高さに物を言わせる者達が一定数いるのが現状だとセオさんが嘆いていた…


国の元々の思惑では、身分の低さから世に埋もれてしまう才能ある者達を見出すはずが、身分をかさに着た者たちによって排除されてしまう事があり問題視されているが、王族や貴族間の力関係の事もあってなかなかそういった考え方の者たちを排除する事が出来ていないそうだ。


平民である俺としても身分至上主義の貴族たちは面倒な事この上ないが、目立たなければ目を付けられることもそうそうないそうなので、学園では平穏におとなしく過ごすことにしよう。

身分の高い相手と敵対するのは面倒なことになるのが目に見えてるからな…


少しでも目を付けられないように貴族連中には近づかないようにしよと心に決める。



学園長の挨拶のみの簡略的な入学式の後、それぞれの天恵スキルや所持スキルなどによってのクラス分けが発表されてそれぞれの教室に移動する。


俺が割り振られたのは魔法学科に割り振られた。

天恵スキルは【変換】なので生産学科よりのスキルなのだが、魔法スキルを所持しているために、魔法学科に割り振られたようだ。


「初めまして皆さん。私はセオ。この魔法学科の講師を務めております。

皆さんは魔法スキルやそれに連なるスキルの所持を確認されてこの学科に割り振られました。」


どうやら魔法学科の講師はセオが行うようだ。


「魔法関連のスキルは国を円滑に運営するのに欠かせない要素になります。

例えば魔道具の類は国民の生活を豊かにします。

他国との争いでは優秀な攻勢魔法や防御魔法の使い手をどれだけ確保できているかによってその戦況の大半が決まると言っても過言ではありません。」


「その為、国は優秀な魔法スキルの使い手を少しでも多く求めています。

この学科に割り振られた時点で国での将来は約束されているようなものですが、皆さんがより高みに登れるように指導させていただきます。」


「それでは皆さんが現状でどれくらい魔法スキルを使用する事が出来るのか見せてもらいましょう。」


どうやら魔法スキルの練度を確認するみたいだ。

周りの人がどれくらい使えるのかを確認して、どのくらいの魔法を使用するか調節すればいいかな…


「では最初はクリス君からお願いします。」


え…?

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