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外には出れたけど、1人なわけが無かった…

外に出れると意気込んでいたものの、なぜか母親に連れられて村の真ん中の辺にある広場に連れてこられたのだがそこには俺と同じように何組かの親子が待っていたようだ。


どうやら、いくら村の中だからと、小さな子供を一人きりで外で遊ばせるのは問題なのか、年の近い子たちと一緒にさせて、年齢の高い子供に面倒を見させているようだ。


そんなわけで、今日から自分がそこに加わるわけで普段は子供たちだけで遊びまわらせるらしいのだが、俺の顔見せもかねて、今日はみんなの親たちも来ているらしい。


そんな感じのやり取りの後、親たちは仕事や家事のために俺たちを置いて帰っていった。


「まず私から挨拶するね。私はグレース、7歳よ。この中だと私が一番年上だから私がダメって言ったことはやっちゃダメだからね。

変なことすると大人たちに怒られちゃうんだからね。」


グレースはグレイの髪の気の強そうな少女だ。一番年上だから、みんなの面倒を見る役回りみたいだ。


「次は俺だ。俺はレオ。5歳だ。よろしくな。」


レオは金髪の少年で5歳の割には体格が良く力も強そうな少年だ。


「次は僕ですね。僕の名前はジョージです。レオ君と同じ5歳です。よろしくお願いします。」


ジョージはグレイの髪の少年で5歳にしては、挨拶がしっかりしてるな。体格は細身だから、レオとジョージが並ぶと、同い年には見えないな…


「最後は私ね。私はエミリーです。4歳です。よろしくねー。」


エミリーは金髪の少女で。声も含めてとてもかわいらしい子だ。

成長したら絶世の美女になりそうな感じだ。


「僕の名前はクリスです。昨日3歳になったばっかりです。よろしくお願いします。」


集まったみんなの挨拶が終わったので、俺の挨拶をしたのだが、子供の挨拶のレベルがわからなかったので、とりあえずみんなの挨拶からこれだったら3歳児っポイかなと思って挨拶をしてみた。


「お互い挨拶も終わったし、それじゃあクリスは外に出るの初めてらしいし、みんなで村の中を案内してあげるね。」


それからしばらくは村の中をみんなに案内された。

村の見た目などは、魔法生物の視点から何度も見たことはあったが、案内されるまで何の施設なのかわからないものもあったので、とても勉強になった。


「よし。そろそろお昼の時間だから、一回ご飯を食べに帰ってから、今度はみんなでかくれんぼをしましょう。それじゃあ。いったん解散ねー」


あれ?家の外に出れるようになったけど、これじゃあ身体能力系スキルの練習出来なくないか?

むしろ家の中でも筋肉のトレーニングとかは出来てたのに、それすらも出来なくなってるよね…

これは何とか皆を誘導して、身体能力系のスキル取得練習をできるようにしないと…

でもまあ。今日は初日だからしばらく様子を見てから方向性を考えよう。

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