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成長する武具の制作者

優秀な鍛冶師はそれだけ忙しいらしく交渉に成功したと連絡が入ったのは1か月後だった。

しかも仕事が立て込んでいるので実際に時間を貰えるのは更に日数がかかった。


やっと時間を取ってもらう事が出来たので、相手の経営しているお店に出向くことになった。


「ガイアさんおはようございます。こちらの方がお話しした方でクリスさんです。」


「ほう。お前さんが成長する武具をわざわざ作れるようになりたいっていう物好きか。」


「クリスさん。こちらの方が成長する武具の制作方法を指導していただくガイアさんです。」


「初めましてガイアさん。ご紹介いただいたクリスです。

今回はこちらのお願いを聞いていただいてありがとうございます。」



お互いに挨拶をしたが、確かに一般的に考えると成長する武具の作成方法を教わる為に少なくない金額を用意するのは確かに物好きだと思われるだろう。


「それで、本当に良いのか?

成長する武具は作成するのが難しいわりに利益がほとんど出ないものだからこちらとして教える事に特に問題は無いが今やめるんだったら返金するが?」


「いえ。ぜひ成長する武具の制作方法を教えてください。

自分は成長する武具が手に入りづらかったので自分で作成できるようになりたいんです。」


「ん?鍛冶スキルのランクは問題無さそうだと聞いたのだが、成長する武具を自分で使用するのか?

生産系スキルと戦闘系スキルを両立するのは苦労するからやめておいた方がいいぞ。

両立しようとすると片方だけ鍛えている者達と比べて単純計算で2倍かかる事になるからな…」


俺の返答に対してガイアさんは忠告してくれる。

ガイアさんにとっては出会ったばかりの俺がスキルの成長に苦労しようが関係ないはずなのにそれについて指摘してくれる事から彼の面倒見の良さが伺える。


「ありがとうございます。ですがそれについてはとある理由で問題ないので大丈夫です。」


「ふむ。まあ。あくまで一般的な話なので問題が無いのであれば希望通りに教えてやろう。」


こうして成長する武具の制作方法をガイアさんに指導してもらえる事になるのだった。

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