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鍛練用ダンジョンの選定

鍛練用にダンジョンを育てる事にしたのだが、まずはどのダンジョンを使用するかを考える必要がある。


まずファームラビット達がメインの住処にしているダンジョンは今後もファームラビットの希望に合わせて拡張を進めていく事にするので除外する。

そして世界樹の精霊の支配下に置かれているダンジョンの中で既に他の人に発見されているダンジョンも除外する。

他の冒険者が入ってくる可能性があるし、入り口を隠蔽したらダンジョンがいきなり消えたと騒ぎになってしまうからな…


なのでまだ他の人に見つかっていなかったダンジョンを使用する事にする幸いダンジョンの情報はギルドに集まるのでどのダンジョンが発見済みか未発見かは直ぐに調べる事が出来た。

俺達がダンジョン攻略を行う時には基本的にはギルドから情報を得ていたので発見済みのダンジョンが多かったが、たまたま見つけたダンジョンもあったのでそれらのいくつかが未発見のダンジョンだった。

それらの中でも一際見つかりづらい所で発見したダンジョンを使用する事にした。


このダンジョンなのだが常に入り口が存在しているわけでは無く周囲の環境によって入り口が存在している時と入り口が消える時があったのだ。

普段は水がほとんど存在していない池があるのだが、雨が降って水嵩が一定以上になると池の底に何故か入り口が出現するのだ。

たまたま入り口が出現している時に近くを通りがかった時にわずかな魔力の乱れから気づくことが出来たが、この池の水嵩が既定の量になっている時は雨の影響で周囲の足場がひどい状況になる為今まで気づかれる事が無かったようだった。


このダンジョンを発見した時には、これだけ特殊なダンジョンだったらその難易度にも期待が出来るのではないかと思っていたのだが、いざ入ってみると拍子抜けするくらい難易度の低いダンジョンだった。


そんなわけで入り口の見つかりにくさしか特徴の無かったこのダンジョンを育てる事にした。

世界樹の精霊の支配下に置かれたダンジョン同士はお互いに神気の共有を行う事が出来るので、他のダンジョンからも使用していない神気を拝借してダンジョンの拡張を進める。

特殊構成物オブジェクトを配置する事による変化を引き起こす為にはある程度拡張を進めて配置できる個数を確保したほうが後後の効率が上がるだろう。


他の要素も同様にダンジョンの拡張が進んでいた方が得られる効果が高いので、とにかく拡張を出来るだけ進めるのだった…

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