エレノアさんの加護選択
「次はエレノアさんだけど、天恵スキル【知識の収集】を強化する感じの加護になるね。
授ける事の出来る加護は【登録知識の合成】【登録知識のランク上昇】【知識登録方法追加】の三種類だね。」
「やっぱりソフィアさんの時と一緒で名前から能力の判断が容易なものもあれば、まったく予測のつかないものもありますね…」
「そうだね。詳しく説明すると【登録知識の合成】は登録されている知識同士を合成する事が可能でそこから新しい知識を得る事が出来る。
【登録知識のランク上昇】は知識を登録する時にその知識より1ランク高い情報が登録されるようになる。
最後に【知識登録方法追加】は今まで書物や話によって登録されていたのが実体験などの経験からも追加される様になるみたいだね。」
「うーん…これは悩みどころですね…
【登録知識の合成】を選べば今まで知る事の出来なかった知識について手に入れる事が出来るかもしれないですね…
【登録知識のランク上昇】は知識の種類こそ増えないですが、知識のランクが上昇する事によって傀儡を使用した戦闘をする時にとても助かりそうですよね…
【知識登録方法追加】はいまいちどれだけの効果を望めるのかがわからないので、3つの中からどれを選ぶか難しい所ですね…」
俺の説明を聞いたエレノアさんはどの加護を選ぶか考え込んでしまった…
「確かにソフィアさんの時と違って戦闘スキルではないので、一見してその強さがどのくらいなのかが気になる所ですね。」
「よし。決めました。【登録知識の合成】をお願いします。
傀儡での戦闘を考えるとランクの上昇も良さそうですが選択肢を増やす事の方が恩恵が大きい気がします…
【知識登録方法追加】は実体験による知識の登録に対して私では恩恵が少ないように思うのでこれでお願いします。」
「わかった。それじゃあさっそく加護を授けるね。」
ソフィアさんもエレノアさんも授ける加護が決まったので早速、加護を授けるのだった…