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世界樹の精霊

「えっと。君が世界樹の精霊?」


「はい。今まで姿をお見せする事が出来ず申し訳ありませんでした。

この度幻想級ダンジョンを支配下に置いた影響でクリス様の前に出ても恥ずかしくない姿をとれるようになったと判断して参上した次第です。」


俺の質問に少女が肯定する。

一般的な精霊とは魔力量が大きく違うからか、発する言葉にも魔力が込められていて聞き心地の良い声質をしている。


世界樹の精霊を直接見る事が出来るのは今回が初めてなので嬉しい事だが、ダンジョンの支配権に関して確認をしようと思っていたのだが、確認する前に支配してしまっていたか…

世界樹の精霊にとってはダンジョンの支配権を得るのはかなり短時間で行えるんだな…


「そうか。初めまして。

直接会う事ができてうれしいよ。

このダンジョンを支配下に置いたって事だけどダンジョンの階層に出てくる魔物の配置とかは今まで通りのままでお願いできるかな?」


「承りました。クリス様のおっしゃる通りにいたしますね。」


「ありがとう。それでリリーに話していた君について確認したい事って言うのはもう解決したんだけど…」


こちらから確認したいことがあると話題を出したのに対してやって来てくれたのに何だか言いづらいな…


「そうでしたか。解決したのであれば良かったです。

これからはクリス様が望めばいつでも姿を現すことが可能ですのでいつでも御声掛けください。

そういえば私からのご報告がございます。

今回このダンジョンの支配権を得て変わったのは私の姿形だけではなく世界樹の化身たる私の能力に大きな追加がございます。」


そう言って追加された能力について説明を始める。


世界樹の精霊の説明によるとまずは世界樹の加護の効果が強まったそうで、成長速度への補正が大きくなっているらしい。

他には支援系の能力が高いらしく戦闘などでも役に立って見せるのでぜひ呼んでほしいとの事だ…


どうやら俺との魔力回路パスを通じていつでも姿を現したり出来るそうなので、今まで以上に選択肢が増える事になった。


「わかった。何かあったら呼びだすことにするからその時はよろしくな。」


「はい。ぜひ呼んでください。別に用事が無くても呼んでいただいて大丈夫ですのでお待ちしておりますね。」


そんなやり取りを済ませてダンジョンを後にするのだった…

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