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守護者の切り札

守護者との戦闘は上昇した耐久を上回る為に威力を上げて手数を減らした為に与えるダメージの総量が減ったものの順調に進んでいる。


途中強化の種類を耐久から速さに切り替えての攻撃にソフィアさんが反応できなかったが、エレノアさんがあらかじめ緊急避難用に傀儡を温存していたので何とか対応できた。


どうやら強化は複数を同時には出来ないようで速さを上昇させている状態の時に当てた攻撃のダメージが多くなっていた。


その後は守護者の強化するステータスに合わせてこちらも威力重視か手数重視かを切り替えての戦闘が続いている。



「ソフィアさん守護者の体力が予定の数値に到達しました。」


「了解。これで決めるからサポートよろしくね。」


「任せてください。」


守護者の体力がソフィアさんの魔眼に魔法を上乗せした攻撃で削り切れるだろうと予想した数値を下回った事で、ソフィアさんの攻撃を確実に命中させるためにエレノアさんは傀儡の数を減らして戦闘力の質を向上させた傀儡で守護者の動きを制限させていく。


そして確実に当てられるタイミングでソフィアさんが攻撃を放つ。

元々魔眼を起点にした攻撃なので回避がしづらい攻撃の為みごとに命中した。

しかし守護者に特に変化が見られない。


「な…エレノア状況報告!」


「…はっ…はい。」


さすがにこの攻撃で効果が見られないのは予想外過ぎた為に2人に動揺が見られる。


「これは…

新たに特殊能力確認。

推定内容ステータスの振り分けが可能。

耐久以外のステータスが9割減してその分が耐久に上乗せされています。

あっ…」


ドゴォーン!


守護者の能力について報告していたエレノアさんが何かに気づいた様子でつぶやいた後。

守護者の背中の辺で大爆発が起こり守護者が倒れたまま起き上がらなくなった。


「え?エレノアこれは何が起こったのかしら?」


「いえ…識別中に守護者がこちらを排除するためにステータスを力と速さの二極化したんです。

それで傀儡の中に溜め込んだ魔力で自爆する私の切り札の傀儡があるんですけど、幻想級との初めての戦闘だし、所持している中で一番魔力を溜め込んでいる取って置きを張り付かせていたんで耐久が大幅に下がったのを確認した時点でとっさに自爆させていました…」


あー。本来はステータス変動後の速さに2人では対応できないだろうから介入しないとだめだと思っていたけど。

エレノアさんの慎重さと切り札が守護者の特殊能力と相性が良かったな…

運を味方につけた結果ではあるけど見事に2人だけで幻想級の中で上位の守護者を討伐成功させた事だし今日は盛大にお祝いしよう。

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