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守護者との戦闘

「ドラゴン型の場合一度見せた攻撃は警戒されて対応される可能性があるので、確実に命中させられるタイミングまで温存します。」


ソフィアさんがそう宣言して通常の魔法や魔眼を主軸に攻撃を仕掛ける。


「了解です。私も陽動やサポート用の傀儡を中心で行きます。」


エレノアさんも続いて堅実な戦法を選択する。


うん。良い選択だ。

ドラゴン型の守護者は高い知性の為に時間をかけるほど厄介になるが、焦って早々にこちらの手札を見せすぎると後から有効な攻撃手段がなくなって討伐失敗してしまうだろう。

2人とも初めての幻想級の敵に対してでも冷静に判断で来ているな。



ソフィアさんの高い魔力制御と豊富な魔力による多数の魔法が確実に守護者にダメージを入れている。

守護者に対応されずらいように魔法の属性や種類も多種多様に放っていて一つ一つはたいしたことが無くても結構な成果を出している。


エレノアさんの傀儡も良い仕事をしていて、守護者の意識がソフィアさんに向かないようにうまくコントロールしている。

エレノアさんの傀儡は天恵スキルの【知識の収集】を切り替える事によって瞬時に再現するスキルを切り替えれるので、ソフィアさんに意識が向いてしまった時は、高威力を出せるスキルを再現させて大きなダメージを入れて無理やり守護者の意識を他に向けさせている。


2人ともさすがだな。ソフィアさんは切り札を温存していてもしっかりとダメージを与えているし、エレノアさんは今までの階層での経験からか相手の意識の誘導がかなりうまい。


そんな感じでうまく戦闘を進めていたのだが、守護者が特殊能力を使用してから状況が変化する。


守護者が全身に光を纏ってから今までダメージを与える事が出来ていた攻撃でダメージを与える事が出来なくなったのだ。


「エレノア!」


「わかってます…これは…

恐らく強化系の特殊能力の様です。

耐久の数値が跳ね上がっています。

どうやら今までの攻撃からダメージを受けない数値まで耐久を強化したのだと思います…」


「く…現状だと切り札を切っても倒しきれない可能性が高いわ。

手数は減るけど一つ一つの威力を引き上げて引き続き方針に変更は無し。」


「了解です。もしかしたら強化を他のステータスに切り替えができるかもしれません。

今まで以上に警戒を!」


最初の識別の情報から特殊な能力があるのを予想していた分、まだ冷静に判断で来ているな。

そうすると守護者に切り札を切らせるところまでは行けそうだな。

いつでも介入できるように準備をしておかないとな…



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