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2人の回答

「英雄級の魔物を討伐出来た所でちょうどいい機会だから2人に確認しておきたいことがあるから今日の攻略はここまでにして一度戻ろうか。」


俺がそう伝えると少し不思議そうにしつつも戻る事に同意してくれた。



町に戻った後に最近よく利用している料理店での食事の後に話を切り出すことにした。


「さてと…確認しておきたい事って言うのは、今後の2人の鍛錬について意思の統一を図りたいと思ってね。」


「?…鍛錬についての意思の統一ってどういう事?」


俺の発言に対してソフィアさんが質問を返す。

エレノアさんも不思議そうにしている。


「うん。まずはエレノアさんについてなんですが、今日の攻略で2人で英雄級の魔物を討伐出来たじゃないですか。

そこでエレノアさんがもともと目標にしていたのは書物を探しに旅をする為に十分な強さがある事を示してお父上である王様から旅をする許可を貰うのが目的でしたよね?

それだったら今回の事で許可を得る事は出来るの思うのだけど、これ以上の鍛錬が必要なのかどうなのかを話合いたいと思ったんだよね。」


俺の指摘に対してエレノアさんは少し考えるそぶりを見せてから口を開く。


「えっと。クリスさんに指導を依頼した本来の目的は確かに達成できたと思っています。

しかしクリスさんの指導の下で鍛錬をしているうちに傀儡を操作しての戦闘やダンジョン攻略についていろいろと考えるのが楽しくなってきまして…

出来れば今後もご指導お願いしたいと思っているのですが…」


ふむ…。確かに傀儡の操作をしている時すごく楽しそうにしている気がするな…


「わかった。こちらこそこれからもよろしくお願いします。」


エレノアさんの意思は確認できたから次はソフィアさんだな。


「次はソフィアさんだけど、進化の魔眼の能力追加の事を考えると、鍛錬自体は今後も続ける必要があるけど、今の魔力制御と並列思考のランクを考えると俺の指導ではなくて自己鍛錬でももう問題が無い所まで成長していると思うんだけど、ソフィアさんはどう思っているか聞かせてもらっても良いかな?」


「私はクリスに出会ってその指導を受けなかったら魔眼の暴走に怯えて生きていく事になっていたわ…

私はクリスに感謝しているしいつかクリスの役に立てるようになりたいと思って努力を続けて行きたいと思ってる。

だから私も今まで通りに一緒に行動させてもらいたいと思っているわ。」


「わかった。役に立ちたいとか別に気にしないで良いけど、俺も一緒にダンジョン攻略とか一緒に過ごすのが楽しかったしこれからもよろしくな。」


今回こんな話を切り出したものの俺も2人と一緒に行動するのが楽しかったし、2人の成長する姿が楽しみでもあったから正直ほっとしている…


こうして気持ちを新ためてダンジョン攻略に挑むのだった…

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