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エッセイ

マンガのお話2

作者: 入江 涼子

  今日もマンガのお話をしたいと思います。


  今回はちょっとスポーツを取り上げたマンガについて話そうかと。

  そんなにたくさんは読んでいませんが。例えば、フィギュアスケートはどうでしょうか?

  フィギュアスケートの競技でアイスダンスがあります。これは元フィギュアスケートのシングルの選手だった少女がアイスダンスで世界一を目指すというマンガです。

  タイトルは「アイス・フォレスト」と言います。作者はさいとうちほ先生です。主人公は珠洲雪野といい、シングルで昔は活躍していました。けど大怪我がきっかけでフィギュアスケートの選手を引退してしまいます。その後、アイスダンスで復帰を目指しましたが僅か半年で断念。雪野はフィギュアスケートから遠ざかりアルバイトをしたりして日々を過ごしていました。


  ……その後、思い出の地であったとあるスケート場が閉鎖されると聞きつけた雪野は抗議に訪れます。この時、出会ったのがオーナーの煌河一己でした。

  彼は雪野にもう一度、フィギュアスケートに復帰しないかと持ちかけます。

  最初は断る雪野でしたが。一己はあきらめません。何度か説得を受ける内に復帰をOKします。そして引き合わされたのはかつてカナダでアイスダンスの世界代表にまでなったロマンという青年でした。問題を起こしてカナダを離れざるを得なかった彼は母の故郷である日本にやってきます。

  そんなロマンとパートナーとなり雪野はアイスダンスに打ち込み始めたのですが……。


  こんなストーリーです。雪野がすごく悩みながらもスケートを続けようとする姿はひたむきさを感じさせます。最初は衝突していたロマンと少しずつ信頼関係を築き上げていくのも見ものですね。

  後に雪野は一己と恋人になります。が、障害の多い二人にはゆっくりと愛を育む時間もありません。雪野は一己と約束します。

  「世界一になったら普通の女の子として一己と付き合う」と。雪野はひたすらスケートに打ち込み、オリンピックを目指します。

  とうとう、最終巻に近くなって雪野とロマンはオリンピックに出場します。1日目は成功するも2日目になって一己が突然の病気で倒れてしまいます。ショックを受けながらも雪野とロマンは最終日を迎えるのでした。

  二人が最終日で滑ったのは「トリスタンとイゾルデ」の「愛の死」です。

  雪野は手術を受ける一己を想いながらこの「愛の死」を滑りきりました。この二人が滑る場面は美しくて圧巻です。

  その後、手術は無事に成功して一己は一命を取り留めます。

  2年後、雪野とロマンは世界大会で金メダルを獲得。ようやく世界一になれた雪野は一己に想いを告げるのでした--。


  エンディングがすごく綺麗でした。雪の降る中でモノローグが効果的に使われています。雪野が一己と幸せになってくれるのを願ってやみません。


  いかがだったでしょうか。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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