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6.召喚者、冒険者ギルドに行く

 王都の一番いい宿屋で身体が蕩けるほどに眠り、心身ともにリフレッシュしたアキトは、冒険者ギルドにやってきていた。

 そう、異世界ファンタジーを楽しむなら、冒険者ギルドしかありえない。


「いらっしゃいませ。もしかして、初めての方ですか」


 冒険者が行き交うロビーをキョロキョロしていたら、すぐに受付嬢のお姉さんに捕まる。

 お姉さんといっても、二十九歳のアキトよりは凄く年下で、二十代前半くらいの若い子だけど。


「ああ、はい。初めてです」


 なんだかこの歳で初めてって、気恥ずかしい。

 こんなおっさんが新規登録してもいいものだろうかと気も引けたが、受付嬢のお姉さんは優しかった。


「誰でも最初は初めてですから、先ずお名前をこちらに。はい……砂川アキトさんでよろしいですね。失礼ですが、鑑定の水晶でスキルチェックをさせていただきます。まあ、有用なスキルがたくさん。それにとても珍しい召喚術師のスキルをお持ちなんですね。凄いです!」


 いやあ、恐縮ですと頭をかくアキト。


「新規登録者には、ランク付けのために簡単なテストを受けていただくことになってまして、ちょうどいいところに来ていただきました。テストがちょうど午後から始まるところだったんですよ」

「それは助かります」


 ギルドにはランクというものがあり、仮登録を済ませた新人はテストを受けて、FからBまでのランクにわけられるそうだ。

 そのさらに上には、国の英雄と称えられるAランクや、聖女や賢者や勇者などの超人たちが認定されるSランクがあるそうだが、自分には関係ないなとアキトは説明を聞き流す。


「あと申し訳ないんですが、登録料として銀貨一枚だけいただけませんか」


 本当に申し訳なさそうに言うお姉さん。

 

「もちろんですよ。どうぞどうぞ」


 美人のお姉さんに親切にしてもらって、銀貨一枚は安いぐらいだった。

 この世界にそういう風習があるか知らないが、チップを弾んでもいいぐらいだ。


「はい、確かに。ありがとうございます。それではこれが冒険者の身分証明書、ギルドカードになります。再発行には料金がかかってしまいますから、大事にしてくださいね」


 アキトはギルドカードを受け取ると、お昼すぎにギルドの裏庭に来てくれと連絡されるのだった。

あ、ごめんこっち朝投稿するの忘れてました。

ちゃんと毎日更新していきますので大丈夫です!

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