第一話 いつもの日常 ニムエ回
ニムエ「いつになるか分かりませんが自分の処女作を投稿します」
キーンコーンカーンコーン。
やかましいチャイム音と共に、今日の八時間授業の終わりを告げられる。
「今日もやっと終わったー」
「あそこ寄っていこうぜ」
八時間の呪縛から解放され、皆思い思いのことを言っている。
そんな中俺は、暗くなってきたせいなのか少し冷たくなった机に頬を付けてまどろんでいる。
「ほらっ、帰るよ」
その俺に話し掛けてくる物好きな奴がいる。
彼女は幼なじみで家も隣で家族同士の交流もある、黒崎シオンだ。
「別に一緒に帰らなくてもいいだろ」
「駄目だよ。前用事があって置いて帰ったら10時まで寝てて、おばさんから電話来たんだから。これからは一緒に帰って、って」
「余計なことを」
「ほら帰るよ」
二度そう言うと俺の手を掴み、俺の意思とは関係なくどんどん進んでいく。
シオンは黒髪ポニーテールでTHE運動部と言うような、小麦色の肌をしている。誰にでもフレンドリーで友達も多く、成績もそこそこ良く態度も良いので先生からの信頼もある。彼氏こそいないがそこそこいい人生を送っていると俺は思う。
引っ張られて帰り道を引きずられながら、失礼なことを考えていると唐突に話を振られた。
「今日の話どう思う?」
「今日の話って?」
「七、八時間目の授業だよ。あっ! まさか寝てたんじゃないよね!?」
「寝てないよ。眠かったけど」
シオンの座席は一番前の列で、俺は最後列なので寝ていたか分からないのは仕方ないが、疑うのは止めてほしい。
「神の箱庭論だっけ? ある神がこの世界を創ったやつ?」
「そうそう、私はあり得るかなって思うんだけど」
「なんで?」
「だってロマンチックじゃん」
俺とシオンが通っている学校はここら辺でも有名な進学校だ。それなのにその答えはないだろ。
俺が呆れながら返事をしたところで、家の前についた。
「じゃあ、また明日ね」
「明日な」
緑龍「ズッ友が初めての挨拶で宣伝してきやがった」




