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【ラーニング】についての検証及び考察。その4

皆様更新が遅くなり大変申し訳ありませんm(_ _)m

僕は静寂な夜の森の中悠々と地面を這っているパララスネイクへと音を立てない様にゆっくりと近づいていった。

けれど、パララスネイクは僕が近くにいる事を感知したのか頭を上げ周囲を警戒し始めた。

こうなってしまっては奇襲の意味が無くなってしまった。

おかしいなぁ。気づかれない様に少し距離をおきながら近づいた筈なのに何でだろう?

まぁ今は深く考えないでおこう。

奇襲は失敗に終わってしまったので、堂々とパララスネイクとのガチンコ勝負だ。


僕は隠れていた場所からスッと立ち上がりパララスネイクに近づいていった。

案の定パララスネイクはシュルルル~っと音を立てながら威嚇し、警戒している。


これでもまだ小さいサイズとはいえ2メイルもあると大きく見える。頭を上げると尚更大きく見える。


僕は短剣に毒を付与しつつ、攻撃のタイミングを図っていた。パララスネイクに1度でも噛まれたら僕の人生はそこで終わるからだ。

失敗は許されない。そう思うと短剣の柄を握る手の手汗が半端ない。


お互い相手をジッと見つめ隙を窺っている。

一瞬も相手から目が離せない。離してしまえば、相手の攻撃を許してしまうからだ。


長い。長い沈黙が続く。時間にしたらどれ位たったのだろうか?まだパララスネイクと対峙してからほんの少しの時間しかたっていないのに、もう何時間もたっている気がする。

暗い静寂な森の中、風と木の葉のすれる音だけがする。

これは僕とパララスネイクの我慢比べだ。先にどちらかが痺れを切らせた方が負ける。

そう思っていた。


次の瞬間、今の今まで目の前にいたパララスネイクの姿が消えた。

消えっ!?はっ?えっ!?何処っ!?

僕は急いで辺りを見回したがいない。

すると、バササッと何かが羽ばたく音がした。

僕は音のする方へと見上げると大梟の爪にガッチリと捕まったパララスネイクがそこにいた。


「ズルいよっ~!!!そんなの~!!!」


静寂な森の中、僕の声だけが辺りに響き渡った。





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