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ゴブリンの集団に襲われたら逃ましょう。その5

アリアさん視点で書いてみました。

【アリア=フェアウェイ視点】


短弓ゴブリンを討伐する為、大通りから馬鹿正直に行ったんじゃあ只の的でしかない。だったら相手の意表を突いたやり方じゃないと。


幸い大通り沿いは廃墟と言っても建物が大通りに面してズラリと並んでおり、昔は商店街として賑わったんだろうなと思わせる造りになっていた。


だったら向かいの建物の屋根まで登っていき、そのまま短弓ゴブリンのいる廃墟まで一直線に行けば最短距離で行ける筈。そうすればあの短弓ゴブリンを早くヤれる筈。ミシェルをビビらせたアイツの罪は重い。ミシェルを苛めて良いのは私だけなんだから!


私は向かいの廃墟の屋根まで一気に駆け登り、アイツのいる廃墟まで直線距離で約建物5棟分位かしら。そのまま短弓ゴブリン目掛けて一直線に駆けて行った。流石に大通りから出てきた私に気づいたみたいだけど、まさか廃墟の屋根から向かって走ってくるとは思っていなかったみたいね。動揺してるのが見てとれる。

お蔭でアイツの注意がミシェルでは無く私に向いたからミシェルが狙われる心配が無くなって良かったわ。


後は大通りにいるゴブリン達はミシェルが何とかするでしょ。


あの短弓ゴブリンは焦って矢をこっち向けて放ったみたいだけど、そんなへなちょこ私に当たる訳ないでしょ!


矢は私にかすりもせずあさっての方向へと飛んで行った。

だけど、流石は短弓を扱えるだけあってあのゴブリン2射目は標準を私に合わせてきてるわね。放つタイミングを見計らっている。

そんな事はさせないわよ!私は更に速力を上げて向かって行った。

それに驚いた短弓ゴブリンは2射目を放った。

私は長剣を抜き、飛んで来る矢を剣で弾いた。

私に向かってくるのが最初から分かっていれば軌道を読む位、私にとっては造作もない。

ましてや弓の技術も無いゴブリンの矢など幾ら射って来た所で私に当てる事など出来はしない。


「ほらっ!着いたわよっ!」


私は短弓ゴブリンのいる廃墟に跳び移り逃げ場を塞いだ。ゴブリンは急いで弓を構えようとするが、そんな隙を私が与える訳も無く一刀の元ゴブリンの胴から首を寸断した。


「ガッ・・・。」


落とされた首はゴロリと地面に転がり胴は勢い良く血を噴き出しながら糸が切れた操り人形の様に力無く崩れ落ちた。


「ふぅ。終わった終わった~。ちょっとはスッキリしたかな。ミシェルの方はどうかな?あっ!あっちも終わったみたいね。」


大通りの方を覗いて見ると、ゴブリン達が倒されているのが見えた。私は切り落としたゴブリンの頭を掴みミシェルに倒した事を伝えようっと。折角倒してあげたんだからミシェル喜んでくれる筈よね。


「お~い!」


「ミシェル~!こっちこっち~!ゴブリン仕留めたわよ~!」


私はゴブリンを仕留めた事を大通りにいるミシェルに伝え大通りへとやや足早に駆けて行った。


ミシェルを苛めて良いのは私だけなんだからね。


次の話でゴブリン討伐は終わりに出来たら良いなと思っています。

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