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悔悛告白 6
〈教団〉は異教徒を虫ケラと見做し、俺は自分以外のすべてを虫ケラと見做してる――どう考えても、俺のほうが公平だわな。
公平なだけじゃねえ。このアレックス・ザ・ミディアム様は勇敢で慈悲深く、しかも真っ正直な人間なんだ。さっきも言ったように神さんからも愛されている。だから、悔悛告白なんかする必要はねえのさ。本当はな。
でも、最後くらいはしおらしいことを言っとこうかねぇ。
神様、ごめんなさい。僕ちゃんはとても悪い子でした。海よりも深く反省してまーす!
はい、悔悛告白はこれにておしまい!
あとは死ぬのを待つばかりだ。
明日、俺の処刑に立ち会う奴らは、本当の男の死に様というものを見ることになるぜ。
俺は他の死刑囚みたいに泣き喚いたり、気を失ったり、小便を漏らしたりしない。
もちろん、命乞いもしない。
堂々と胸を張って処刑場に行き、大声で笑いながら死んでやるよ。
――アレックス・ザ・ミディアムの悔悛告白




