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悔悛告白 4
もっとも、俺が墓場でおとなしく寝てるとは限らねえ。真導で生き返って、娑婆に帰ってくるかもしれねえぞぉ。
けけけけけけけっ! 冗談だよ、冗談。俺は真導なんぞ信じちゃいねえ。
でも、神さんのことは信じてるぜ。いや、マジで、マジで。こう見えても、俺は信心深いんだ。寝床に入る時や飯を食う時はもちろん、女とやる時やクソをひり出す時でさえ祈りの言葉を忘れたことはねえよ。
祈るだけじゃなくて、奉仕もしたぞ。異教徒どもを懲らしめるという形でな。旧ラムディア教の尼さんを輪姦したり、モグラどもの僧院に火をつけたり、白泥族の祈祷師をブチのめしたり……あ、そうそう、舟星とかいうのを崇めていた商人の一家を皆殺しにしたこともあったっけ。
ことほどさように俺は敬虔な信者であるからして、神さんの覚えもめでたいはずさ。たとえ転生封じをかけられても、目覚めの楽土の一等地に迎え入れてもらえるだろうよ。
――アレックス・ザ・ミディアムの悔悛告白




