登場人物紹介 / 用語集
この登場人物紹介/用語集を最初に読むことはお勧めできません。本編を読んでいて「こいつ、誰だっけ?」とか「この言葉、なんだったかな?」ってなことになった時にでも参考にしてください。
●登場人物紹介
○アレックス・ザ・ミディアム
シュライキア王国で悪名を轟かせた無法者。斬首刑に処せられたが、異端の真導によって、別人の肉体に魂を移されて復活した?
○アレックス(617)
記憶喪失の少年。617という番号札の付いた服を着ていた。異端の真導によって、アレックス・ザ・ミディアムの魂を宿らされた?
○レイス・シンガー
〈教団〉の審問官。復活した(?)アレックスを追う。
○エイシア・イン
都市の治安を守る〈警鼓隊〉の女性隊士。レイスと共にアレックスを追う。
○ミル
アレックス・ザ・ミディアムの妹。
○アンゲラ・ディクス
古着屋を営む謎の美女。
○サイラス・L・ディミック
〈教団〉の幹部。レイスの上官。
○シャンメイ・ユォ
ディミックに仕える女性秘書官。
○ジェイコブ・レッダル
〈警鼓隊〉の一員。エイシアの上官。
○セバスチャン・スルーフィールド
〈教団〉の狂信者。異端の真導を用いて、アレックス・ザ・ミディアムを復活させた?
○エイン・ラークスパー
〈教団〉の一員。異端の真導に手を出したため、レイスの手で殺された。
○デニス・レオ・カーペンター
エイシアの恩師。故人。
○〈獣〉
レイスの心に潜む感情。
○ウォルラス
アレックス・ザ・ミディアムの仇敵。
●用語集(五十音順)
○ヴァリ島【-とう】
シュライキア王国の内州。物語の舞台。
○真導【ウェイク】
〈教団〉が扱う魔法のようなもの。〈天使の叡智〉を再構築して生み出された秘術……とされているが、虚構の産物に過ぎない。今日では真導の実在を信じる者は少数派となっている。
○回帰主義者【かいきしゅぎしゃ】
〈教団〉の現状を憂い、教義が空疎化していなかった時代への回帰を主張する真導師たち。
○カッコー【-】
真導師に対する蔑称。
○クリケット【-】
真導を信じる者に対する蔑称。
○警鼓隊【けいこたい】
内州の治安機関。
○真導師【コンダクター】
〈教団〉の僧侶。
○市官【しかん】
内州の行政区分である「市」の統治者。
○州司【しゅうし/しゅうじ】
内州の統治代行者。外州の統治者は州候と呼ばれる。
○粛正省【しゅくせいしょう】
〈教団〉の監察機関。
○シュライキア王国【-おうこく】
〈教団〉の強い影響下にある大国。シュライキア人、ファウクーン人、チャオ人、ドロッセルラント人、白泥族などの多様な民族で構成されている。
○内州【ないしゅう】
シュライキア王国の行政区分である「州」の中で、王室が直轄しているもの。諸侯(州侯)が治める州は外州と呼ばれる。
○九痕聖典【ナイン・スティグマス】
〈教団〉の経典。
○〈教団〉【ニュー・オーダー】
旧ラムディア教会から分派した宗教結社。シュライキア王国の実質的な国教。
○〈天使の叡智〉【ヘリテイジ】
神話時代の知識や技術。高度に発達した先史文明の残滓と思われるが、まともな形で残っている/伝わっているものはない。
○夢見の冥府【ゆめみ-めいふ】
〈教団〉の教義において、罪人が死後に行くとされる場所。いわゆる地獄。
○ラムディア
〈教団〉や旧ラムディア教が崇める神。
○審問官【リヴァイザー】
粛正省に属して異端を取り締まる真導師。