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優しさ

ピピッピピッピ


カチッ


「ふわぁー」


そっか、昨日泣きながら

寝ちゃったのか


鏡を見てみると腫れている目があった。


やばい

冷やさないと。


そう思い、リビングへと向かう


リビングには

お父さんの再婚者、りこさんがいた。


「おはよー!朝ごはんできてるよ」

にこっと笑うりこさん。


「おはよー。ありがと!」


そう言ってテーブルにつく。


りこさんはとても優しい人で

あたしのことを

自分の子供みたいに

心配してくれたり、褒めてくれたり

怒ってくれたりしてくれる。

とてもいい人。


この人には、お母さんみたいになって欲しくない。


あたしの中には

この思いがいつもあった。


「うん!おいしい!」


「ほんと?よかったー!」


本当に幸せそうな笑顔だった。


「紗良、きのう映画でも見たの?

目が腫れてるわよ」


そう言ってくれた

タオルにつつまれた保冷剤


「やっぱり腫れてる?

ありがとう」


「それとちょっと顔があついね、

熱でもあるんじゃない?」


おでこを触ってくる

りこさん。


熱を測ってみると

38度


…りこさんには

お見通しなんだな笑


「どうだった?学校休む?」


心配してくれるりこさん

学校を休むわけにはいかないし、

何よりお父さんと

一緒にいたくなかった。


「熱なかったよ!

学校はいきまーす!」


そう言って食器を片付ける紗良。




「いってきまーす」

「いつまでらっしゃーい」



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