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いつもの授業

ホームルームも終わり、授業が始まる。



「えぇ〜では


これから授業を始めるぞぉ〜



教科書の64ページをあけてな。」



パラパラッ…


クラスのみんなが

一斉に教科書を開け始める。



…が、



ただ1人開けていないものがいた。


紘だ。


すると、紘は手をピンと伸ばし

先生を呼んだ。


「せんせー、


俺、教科書わすれましたー」


ヘラヘラと笑っている紘


「ったく、また田村か!!


お前は何度忘れたら気が済むんだよ」


「すんませーん」


「まったく…

しょうがないな、


となりの大山、田村に教科書

見せてやってくれ。」


えぇー!

あたしですかーーー!?


嫌そうな視線を紘におくってみるが

あいつは笑ってこっちを見てくる。


はぁ…

しょうがないなー


すると、諦めたのがわかったのか

紘が机をくっつけてきた。


ならんで教科書を見るふたり。


この光景もいつものことだ。


「ちょっ、見えないから!」


「ええー、見えんでしょ

もうちょっと俺側に寄せてもいいっしょ

ね?いいよねー」


勝手に教科書を寄せていく紘



こんなやりとりが楽しくて

紗良は紘が教科書を忘れるたび

見せてあげていた。



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