表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

薄暗い夏、手持ち花火

作者: 嘩月

囃し立て、ざっくばらんへ刻め。

足音の遅れに意識を奪われ、優しい手を差し延べる人よ。



嗚呼、夏の薄氷。



風だ。

雨だ。

光だ。

きっと、緩やかに感情は……。

けれど、煩い花火は打ち上げ。

手に持った小さな灯、大きく揺れては灰を生み、少しだけ微笑み。



嗚呼、煩き夜。

溶け込み、冷たく滲む。



凌辱と花火。

小さな光をその手から伸ばし、灯に囚われた瞳は少しずつ眠り始めた。

焼けていく景色は、どれ?



嗚呼、小さな音。

今も何故かで涙しているのか?

何度も手を差し延べてくる手に疎外感を覚えた。

だから、甘やかす鬱に愛を誓った。



虚と、弔い。

涙は消して。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ