魔王デルタービア
魔王デルタービアによって世界は支配されていた。魔王デルタービアが生み出した凶悪な魔物が大陸を闊歩し、村人たちは恐怖で怯えていた。魔物の機嫌を損ねないように、ヘコヘコする村人も多かった。
そんな大人たちを不甲斐なく感じた一人の少年――ジョナディスは魔王を討伐して世界の平和を取り戻そうと決意した。
ジョナディスは早速、装備を揃えると、魔王デルタービアが住む城を目指して歩き出した。
その道中、なんだかんだあって魔物を討伐し、村人から感謝された。途中で訪れた村でなんだかんだあって仲間と出会い、時に対立しながらも、友情が芽生えていった。
途中で倒した四天王の一人からジョナディスが魔王の実の子供だという衝撃的な事実を聞かされながらも、なんだかんだあって、ついに魔王デルタービアが住む城に辿り着いたのだ。
☆☆
「ついにここまで来た」
ジョナディスは目の前に聳え立つ真っ黒な城を見上げた。それから仲間の剣士や武道家、魔導士の顔を見て頷いた。
「俺たちの戦いはこれからだ!」
ジョナディスたちは城に向かって駆け出した。
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