奥さんの知り合いさん
知り合いのパン屋にパンを買いにいく。
忙しいので月末にしかいけない。
でも、欠かさずいくのは小さい店ながら頑張っていることと、地元のローカル企業が発行しているフリーペーパーをもらってあげるためだ。
私のように忙しい人間もいるのだから、一日に配布と決まっていても早めに出しておくべきなんじゃないかと思う。他のみんなだってそう思っているはずだ。
なのにイマイチ気がきかない。
私が店長と知り合いだから店長を呼んでようやく出してもらえる。
店長の間宮を呼ばなくても来月のフリーペーパーを出せるようにならなくてはいけないから私は毎回店員たちに来月号のフリーペーパーのことを聞く。
出してくれたパートはいない。前に「来月号はそこになければないですね」なんて不躾に言ったパートがいた。なんて言い草なのかと思って店長を呼んで確認したら後ろにもフリーペーパーはないとのことだった。失礼しちゃうわ。ないなら「ない」って言えばいいのに。なんで回りくどくいうのかしら。
やはり私がここを変えていかなくてはいけないんだわ!と決意を新たにしていた。するとそのパン屋に私が行った時、来月号のフリーペーパーが置いてあったのだ。なんだ、気がきくじゃない。そう思った。
すると、その次の月末にも置いてあった。いい心がけね。
その次の次の月末にも置いてあった。うんうん、私が辛抱強く声掛けを続けたおかげね!
誇らしくなった私はみんなに言った。
スーパーで、通っているジムで、よく行く本屋で「あそこのパン屋さんね、私が何回も言ったからフリーペーパーを早めに出してくれるのよ」と。
すると、みんな驚いた顔をする!!
私が頑張ってみんなのために伝えていたことをわかってくれているのね!
さ、次も頑張らなくちゃ!だって私はみんなのために行動できる特別な人間なんだから!
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