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第6話 新たな出会い

城についてからドレスを脱いだり、1人で部屋でご飯を食べたりしたけどお父様のあの言葉が今でも心臓を縛り付けるような痛みを持っていた。


わかっていたはずなのに。


愛されていない。必要のない人間だってわかっていたはずなのに。


心の奥で前世の私が否定してくれているけど届かない。


何故だろう。


ローズとして過ごしている今が、つらいから?


皇太子さまと過ごしたあの時間が楽しかったから?


そんなことを考えているうちに涙が出てきて、私はいつの間にか寝てしまったようだった。


目が覚めるといつも通り部屋には、ララがいて、まるで昨日のことが夢だったように、いつも通り時間が流れていこうとした。


ただ、今日はいつもと違った。


10時になったらミラ先生が来た。


まるで、昨日のことを本当と証明するように。


ただ、うれしかった。


それだけのことがただうれしかった。


「あの、ローズ様。どうかされましたか?」とミラ先生がハンカチを差し出してくれた。


どうやら私は自分でも気付かないうちに涙を流していたらしい。


「はい。大丈夫です。」と私はミラ先生に渡されたハンカチで涙を拭きながら満面の笑みで答えた。


涙もとまるとミラ先生が「早速で悪いのですが___」と言い、カバンから分厚い本を取り出した。


それは、私が昨日手をおいた本だった。


机の上に置くと、ページがパラパラとめくれ、ある1ページが開いた。


そのページに載っていたのは、属性魔法の基本だった。


「ローズ様。まずこのページをマスターしましょう。」とミラ先生が張りきった声で言ったが・・・。


どうやら私は魔力が強いだけあって、覚えるのも使いこなすのも早く、1日で属性魔法をマスターしてしまった。


ミラ先生は驚いていて、余った時間は城の敷地内にある森で過ごすことになった。


ミラ先生はお父様に報告をしに行ったので私はララと森を散歩することにした。


たわいもないを話をしながら歩いていると突然、白い羽が空から舞ってきた。


あたりが、まばゆい白い光に包まれ、「あれれ~もしかして聖女様?」という声が聞こえてきた。


あたりをきょろきょろと見まわしてみると目の前に白い犬みたいなものがいた。


「やった~。聖女様に会えた。僕の名前はパル。神獣なんだ~。よろしくね!」と犬みたいなものがしゃべっていた。


はっ?犬ってしゃべるの?そもそも聖女って誰の事?あと神獣って何?と思ったが、犬みたいなものが飛びついてきて、「うぐっ!」と変な声を出してしまった。


「聖女様~大丈夫?」と聞かれ、あぁ私が聖女なんだなと思った。


「ローズ様、大丈夫ですか?」とララに聞かれ、何かわかるかもしれないと思い「ララ、大丈夫だからミラ先生を呼んできて。」と頼んだ。













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