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番外編 ララside ローズ様の変化

私が15歳になり、侍女として仕事をはじめたとき、ローズ様とシルビア様が生まれた。


私が生まれた時から家庭環境は、最悪で両親は共に優しかったが、お金がなく、何日間も食べ物が食べられない日が続いた。


きっと恵まれた環境に生まれてきた2人は、私と違って幸せな人生を送るんだなと思いながらまだまだ未熟だった当時の私は思った。


だけど紫色の髪と瞳をもった産まれたばかりのローズ様を見た公爵様は激高した。


きっと、公爵様のプライドが許さなかったのだろう。


自分より魔力が強い娘がいることを。


そのあと、ローズ様はしばらく使われていなかったほこりまみれの部屋に閉じ込められた。


お世話をするものを1人決めなくてはならなくて、立候補するものはたくさんいた。


誰もが可哀そうに思ったのだろう。


私もその1人だ。


公爵様が最終的にローズ様のお世話を私に任せた。


入ったばかりの新人で頼りなかったから。


はやくローズ様にいなくなってほしかったのだろう。


すくすくと成長していくローズ様はとても可愛く、それでいてどこか、儚げだった。


毎日、公爵様とローズ様のお母様のイザベラ様、そしてシルビア様が部屋の窓から見えるバラ園でお茶会をするのを見て、ローズ様はどこか悲しそうな顔をしていた。


きっと自分の境遇を理解していたのだろう。


なぜ、この子はこんなにもつらい思いをしなければならないんだろう。と私は毎日思った。


そんな生活を5年も続け、いつの間にかローズ様の顔に笑顔が浮かぶことはなくなっていた。


そんなある日、部屋から出ることを許された。


侍女たちも成長したローズ様の顔を見ることはなく、境遇を思い、泣いていたものまでいた。


そして、城中がざわめくことになる始まりのあの事件が起こる。


ゴロゴロゴロ、ドシャーン


ものすごい音がして、


「ララ、ララ、早く来て。ローズ様が、ローズ様が。」


と誰かが呼んでいる声がして、叫び声まで聞こえた。


急いでいくとものすごい人だかりができていて、階段の下にローズ様が倒れていた。


上を見上げると、シルビア様が泣いていた。


騒ぎを聞きつけて公爵様とイザベラ様が駆け付けた。


「どうしたの?」と公爵様とイザベラ様がシルビア様に優しく聞いていた。


ローズ様のことは気にも留めず。


ローズ様の意識はなく、治癒魔法を使えるものを呼ぶようにお願いしたが、「必要ない。」と言われ、意識は3日間戻らなかった。


ローズ様の目が覚めた時、何か変わっている。そんな気がした。

































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