第2話 自分の魔力
部屋の扉が開き、入ってきたのは真っ青な顔をしたお父様だった。
「お父様、何の御用でしょう?」
そう私が訊ねるとお父様は、「さっさとこい。シルビアが馬に乗っていて落馬した。回復できるのはお前だけなのだ。」といった。
あれ、こんなのって原作のストーリーにあったっけ?と思ったけれど出てこないこともあるだろう。
治癒してあげたいが、私は魔法を習っていないから回復させることが出来ない。
「あの、お父様。私、魔法を使えないのですが。」
そういうと、お父様は悔しそうな顔をして部屋から出て行った。
1時間後には、回復魔法が使えるものが来てシルビアのけがは治った。
イメージでいうと明るい光が強くなって治まった感じ。
どうやら、私は魔力の動きが読めるらしい。
ちなみに人には適性魔法というものがある。
属性でわけると『火』、『風』、『水』、『土』があり、属性に入らないものもあるみたい。
属性に入らない魔法の中で代表的なものは『光』と『闇』。
両方とも治癒魔法で、(回復魔法と呼ぶことが多い)光はけがを直す魔法、闇は病気を治す魔法。
ただ、魔力が多くないと属性に入らない魔法は使えない。
魔力の動きが読めるのも属性に入らない魔法なのかもしれない。
次の日、家庭教師が家に来た。
初めて見る人でシルビアの家庭教師がまたやめたのかと思った。
だが、「初めまして、ローズ・ギルモンデ様。今日から、家庭教師に就くことになりました。ミラ・イザベルと申します。」
ミラ先生は、私の瞳と髪色を見てハッとしたみたいだった。
あれ?原作ではローズは魔法を使えなかったはず。
ストーリーに出てきていなかっただけ?
それとも原作が変わってきている?
「では、まず属性魔法を調べましょうか。」
いろいろ考え事をしている間に話が進んでいた。
ミラ先生はそう言うとカバンから表紙の中心に透明の小さい石がついた本を出した。
「これは魔術具です。真ん中の石に手を置いてみてください。」
言われたとおりに手を置くと本が光り石が紫色になった。
「これは…」
ミラ先生は驚いた顔をして言葉を失った。
すみません。
主人公の苗字を出すのを忘れていました。
ごめんなさい。
小説の投稿は土日と祝日のみにしようと思います。
気が向いたら平日にも出すかもしれません。
次回もお楽しみに!




