プロローグ
小説を読んでくれてありがとうございます。
初投稿の海月です。
誤字脱字や文章がおかしなところがあれば、報告お願いします。
私は小さい時から、よく前世の夢を見ていた。
妹のシルビアに階段から落とされて頭をうって意識を失った時、前世の記憶を全て思い出した。
その記憶の中には、今の私・ローズのこともあった。
私の前世の記憶は高校3年生の時で終わっていた。
私の両親は、私が生まれてすぐ事後に遭い、死んでしまった。
私を育ててくれたのは、祖父母でとても大切に育ててくれた。
私は、両親がいないことでいじめられたことがある。
小学2年生の頃の話だ。
自分自身、両親がいないことに劣等感を抱いていたのかもしれない。
それでも、毎日が楽しかったし、優しくて穏やかな祖父母のことが大好きだった。
でも初めて来てくれた参観日、1人の女の子が私の祖父母を見つけてしまった。
きっと、親がいない私が珍しかったんだろう。
それからクラスの中で私が孤立するのは早かった。
ときには、教科書を破かれたり、物を捨てられたりすることもあった。
学校に行けなくなってしまった私を祖父母は守ってくれた。
学校に相談し、転校し、その子たちとの接点がなくなり、また学校に行けるようになった。
祖父母の決断はとても早くいつでも優しかった。
「辛いことがあったら、いつでも相談して、抱え込まないで。」とよく言っていた。
その言葉のおかげで私は、強くなれた。
いつでも、逃げれる場所があることを知って。
そんな私は乙女ゲームが好きだった。
はじめに出会ったのは、漫画だった。
そこから、ゲームにもはまった。
私が好きだった乙女ゲーム、それが今いるこの世界だ。
今の私、ローズは悪役令嬢で妹シルビアをいじめていた。
そんなシルビアが幸せをつかむお話だったはずなのだが…。
いじめられてるのは、私なんですけど!!
ストーリーと全然違うじゃん!
しっかりしてよ!運営!
いやいや、そんなことを思っている場合じゃない。
ストーリーの最後、私は断罪されているんだ。
どの攻略ルートでも…。
コンコンコン…。「失礼します。ローズ様、大丈夫ですか?」と入ってきたのは侍女のララだった。
頭を打ってから何日、いや何か月かかったのかわからないが、今になってやっと記憶の整理ができた私はノートにこれから起こることをまとめようと思った。
「うん、大丈夫。心配してくれてありがとう。ララ。少し書きたいものがあるからノートを1冊持ってきてくれる?」
「はい!もちろん!」とララは元気のいい返事をして、部屋を出て行った。




