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もふもふもふもふふっ!! ~ ぬいぐるみのいるせいかつ ~  作者: 徳田タクト卍
☆ぬいぐるみたちと、もふもふでふわやかな日常☆
8/64

もふもふたちと、ゆるゆるだらだらすごす。



「ふぁ~……あぁあ……」


 昼前11時頃。大きなあくびをし、ぬいぐるみたちを抱っこしながらリビングに行く。


「私はごはんを作るから、あんたたちはここにいなさい」


 と、リビングに一つずつぬいぐるみたちを置きながら言うと「はーい」と、ぬいぐるみたちは元気よく手を上げながら返事をする。ぬいぐるみたちをリビングに置くと、私は朝食兼昼ご飯を作りに、キッチンへと行く。


          。.:*:・'°☆


 朝食兼昼ご飯を作ると、いつものように、テレビの前のちいさなテーブルの前に座る。すると、ぬいぐるみたちがわちゃわちゃと、いつものように場所取りを始める。


「今日はボクがママのお膝のうえに座る日でしゅ!」


 と、くまくま。


「え~?今日はうさろんだしぃ」


 と、うさろん。


「今日は僕の日じゃないですが、座らせてください!!」


 と、柴田さんが言うと「素直か!柴っちウケるwww」とうさろんが言った。


「我輩が座るのにゃ~っ!」


 と、ちゃとにゃん。


「あ、あのっ!……今日はわたしがママさんのお膝に座る日だったと思います、ので……」


 と、スネービーがいつもよりちょっと大きめの声でそう言うと。


「「「「どうぞ」」」」


 と、今さっきまでギャーギャー騒ぎながら、私の膝の上を奪い合っていたのに、ぬいぐるみたちは私の膝の上からゆっくりと降りて、スネービーに譲った。


「え?あ……ありがとう……ございます」


 スネービーは体をうねうねとうねらせ、おずおずと私の膝の上に登ってきた。


「いらっしゃい、スネービー♪」


 スネービーの頭をなでなですると、スネービーはおどおどしながらも、とても嬉しそうに舌をちょろちょろさせた。




 こんがり焼いたトーストに、ざりざりとマーガリンを塗って。


 サクッ


「あ~おいしい」


 半熟に焼いた目玉焼きの目玉にフォークを入れる。とろぉっとした目玉焼きの黄身が溢れ出す。それをプルプルの白身に付けて、トーストの端っこに乗せる。


 サクッ。サクサクサク……


「ん~目玉焼きの黄身のとろとろと、サクサクのトーストを一緒に食べるとさいっこ~♪」


 私が朝食兼昼ごはんを食べていると、くまくま以外のぬいぐるみたちは、私の周りでくうくうと寝ていた。


「ん?くまくまも食べてみたいの?」


 くまくまはテーブルの上で、テディベア座りをしながら、朝食兼昼ごはんを食べる私のことをじっと見ていた。


「うーん……食べてみたいでしゅけど、ボクは食べられないでしゅからね」

「一緒にごはん食べられたら良かったけどね」

「ん~でも、ボクはママと一緒に居られるだけで幸せでしゅから」

「……ありがと、くまくま」


 にこっと、くまくまに微笑み、くまくまをなでなですると、目を細めながら「ふふっ」と嬉しそうにちいさく微笑んだ。



 そんな、ふわふわに囲まれた、穏やかで幸せなひととき。


 

 


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― 新着の感想 ―
[良い点] もう、みんな可愛い〜!! くまくまのテディベア座りで完全に射抜かれました( *´艸`) そばにいてくれたら幸せすぎます(*´Д`*)
2022/10/27 17:14 退会済み
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