もふもふたちと、秋の遠足。①
「お弁当持ったし、水筒持ったし…後、そうだ!お菓子だ!お菓子はいっぱい持っていこ♪」
「「「「「お弁当持ったし、水筒持ったし…後、そうだ!お菓子だ!お菓子はいっぱい持っていこ♪」」」」」
と、私がそう言いながらリュックにそれらを詰めてると、ぬいぐるみたちは私の言動を真似をしながら、私が作ったちいさいリュックに、おもちゃやおままごと用のお弁当箱とかを詰めていく。柴田さんも何だか照れながら、ぬいぐるみたちに合わせて、私の物真似をする。
「…よし!準備オッケー!みんなは準備できた~?」
私がそう聴くと、ぬいぐるみたちはちいさなリュックを背負いながら。
「じゅんびオッケーでしゅ!」と、くまくま。
「準備おっけーだヨン♪」と、うさろん。
「はい、準備済みましたよ」と、柴田さん。
「準備できたのにゃー!早く行くにゃー!」と、ちゃとにゃん。
「準備できました」と、スネービー。
ぬいぐるみたちと一緒に玄関に移動すると、私は入り口側に折りたたんで立て掛けていたベビーカーを手に取り、それを広げた。ベビーカーを広げると、ぬいぐるみたちは嬉しそうにぴょんぴょんすとベビーカーに飛び乗った。
ぬいぐるみたちがベビーカーに乗ると。
「よぉーし!いっちょ行きますかー!?」
と、私が言うと。
「「「「「「秋の遠足にしゅっぱーつ!」」」」」」
と、私とぬいぐるみたちはおーっ!と手を上げ、外に出た。




