ただいま~からの、もふもふぎゅっぎゅ。
「はぁ~……疲れた。今日の夕飯はなに食べようかな~?あ、そういえば、昨日お隣さんに何故か大量のちくわをもらったから、あれで何か作ろうかな?」
仕事帰り。そう、独り言をぽつぽつと言いながら、私は街灯灯る帰路を歩いていた。
「ぬいぐるみたち、今日は何して遊んでたかな~?ああ、早く帰って、ぬいぐるみたちをもふりたい」
そう言って、私は歩みを少し早めた。
。.:*:・'°☆
「ただいま~」
私が家に帰ってくると。
「「「「「おかえりなさーい!」」」」」
そう言って、ぬいぐるみたちは私の体にぴょんこぴょんこと飛びついてきた。
「ママ~お疲れしゃまでしゅ!」
くまくまは、私の胸にくっつきながら言う。かわいい。
「ママンお疲れさま♡」
うさろんは私の肩に乗って、頬にすりすりしながら言う。かわいい。
「お疲れ様です。べ、別に、淋しかったとかそんなんじゃないですからね!」
柴田さんは、うさろんとは反対の方の肩に乗り、私の頬にぴとっとくっつきなが言う。かわいい。
「母上!我輩と遊ぶのにゃ!」
ちゃとにゃんは私の頭の上に乗っかり、私の頭をぽふぽふと綿のお手てで叩きながら言う。かわいい。
「おっ、お疲れ様です、ママさん」
スネービーは私の腕に巻きつき、私の腕にすりすりしながら言う。かわいい。
ああ、もう……
「みんっな、今日も可愛いすぎっ!!もふもふぎゅっぎゅっ!」
ぬいぐるみたちを胸の中で、まとめて抱きしめた。ぬいぐるみたちは、きゃっきゃと嬉しそうにはしゃぐ。
「いつもありがとうね~みんな」
もふもふぎゅっぎゅと抱きしめながら、私はぬいぐるみたちに頬擦りした。