へとへと仕事帰りに、もふもふぎゅっぎゅ!
「はぁ~…今日ははちゃめちゃに疲れた……」
へとへとになりながら家に帰ってきて、ドアを開ける。
「ただいま~…もう…ダメ………」
疲労マックスの私は、玄関のところでうつ伏せに倒れた。
「お帰りなさい─…って!マ、ママ!?」
私が帰ってくると、くまくまたちがぽぴゅぽぴゅ!と足音を鳴らしながら、私の方に駆けてきた。
「ちょ、どうしたんですか!?病気ですか!?」
と、柴田さんがきゃんきゃん吠えながら言う。
「…違う違う、今日の仕事がなかなかにハードだったから、疲れちゃって…う、動けない…いや、動きたくねぇ……」
と、私がそう言ってため息を吐くと。
「あらまあ…大変でしたね。お疲れ様です」
と、スネービーがちいさくて優しい声で言った。
「ママンいっぱいガンバったネ。ごほうびのナデナデだよ」
と、うさろんはふわふわのやわわかお手てで、私の頭をなでなでしてくれて。
「にゃあ~!母上えらいにゃ!すごいにゃ!」
と、ちゃとにゃんはうつ伏せに倒れてる私の背中の上で、ぴょんこぴょんこととび跳ねながら言う。
「ちょっとちゃとにゃんさん!そんなところで跳ねないで下さい!マ…彼女の身体に負担がかかります!」
と、柴田さんが私の背中で跳ねるちゃとにゃんに叱る。
「そうかにゃ…ごめんにゃ、母上」
「いいよいいよ、ちょうど背中のマッサージになるし。ありがとうねちゃとにゃん。それに、くまくまにうさろんに柴田さんにスネービーに、みんなありがとうね」
ぬいぐるみたちにそう言うと、私はうつ伏せの状態で両手を広げた。
「みんな私の腕の中に集まって~。そのもふもふふあふあのボディで私を癒して~!」
と、私が言うと、ぬいぐるみたちは「はーい!」と元気よく返事して、私の腕の中に集まってきた。
「はい、じゃあ行くよ。せーの!」
「「「「「「もふもふぎゅっぎゅ♪」」」」」」
むぎゅうっと、ぬいぐるみたちを全員抱きしめる。ふわふわもふもふで、気持ちいい。癒される。
「はぁ~癒されるぅ。ありがとうね、みんな」
今日はめちゃくちゃへとへとに疲れたけど、ぬいぐるみたちのもっふあのボディで癒されて、ちょっと元気回復したのだった。