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もふもふもふもふふっ!! ~ ぬいぐるみのいるせいかつ ~  作者: 徳田タクト卍
☆ぬいぐるみたちと、もふもふでふわやかな日常☆
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もふもふぎゅっぎゅ、いってきます。



「ねえ~……」

「「「「「…………」」」」」

「いい加減、みんな私の鞄から出てくれないかなぁ?」

「「「「「…………」」」」」

「もぉ~……」


 私の仕事用の鞄に、ぎゅうぎゅうに入るぬいぐるみたち。

 私が仕事に行こうとすると、こうして時々ぬいぐるみたちは私の鞄の中に入り、ぬいぐるみのフリをする。いや、フリっていうか、ぬいぐるみなんだけども。


「いつも言ってるけど、あんたたちを会社に連れていくわけにはいかないのよ。ごめんね」


 そう言いながら、私はぬいぐるみたちをひとつひとつ鞄から出す。


「一回くらい連れてってくれてもいいじゃないでしゅか~!」


 頬を膨らませ、ぷんすこ怒るくまくま。


「お仕事してるママンを見てみた~い♡」


 長い耳と、まあるくてちいさなしっぽをぴこぴこさせながら、うさろんは言う。


「僕は、あなたがちゃんと仕事しているのか心配なだけであって、べ、別に寂しいからついていきたいとかではないので」


 腕を組み、何故か頬を少し赤くさせながら言う柴田さん。

 

「我輩も母上と共に仕事したいにゃー!」


 私の足にしがみつきながら、にゃーにゃーと言うちゃとにゃん。


「あ……その、わたしはただ……ママさんと一緒に……」


 私の足元で、もじもじしながら言うスネービー。


「私だって、あんたたちのこと会社に連れていきたいわよ。でも、ダメなの。ごめんね」


 私がそう言うと、しゅん……とするぬいぐるみたち。


 すると、私は。



 ぎゅう~っ。



 ぬいぐるみたちを、まとめて抱きしめた。


「はい、もふもふぎゅっぎゅ~!」


 ぎゅ~っと抱きしめると、ぬいぐるみたちはきゃいきゃいと嬉しそうにはしゃぐ。


「じゃ、あんたたちと早く会いたいし、なるだけ早く仕事終わらせて帰ってくるから。お留守番の方よろしくね」

「わかりました、ママ!留守はしっかりまもりましゅので、頑張ってきてくだしゃいね。あ、でも、あんまり無理しちゃダメでしゅからね」


 と、両腕をいっぱいいっぱいに上げ、パタパタとさせながら言う、くまくま。


「うん、ありがと。じゃあ、いってきます」


「「「「「いってらっしゃい」」」」」


 かわいいぬいぐるみたちに見送られなからが、私は会社へと急いだ。

 





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― 新着の感想 ―
[良い点] かわいい~♪(*^^*) [一言] もふもふぎゅっぎゅ~(*^^*) したい、されたい~(*´∀`)♪ やはりもふもふは正義ですね("⌒∇⌒")
[良い点] かーわーいーいー!! みんなぎゅって抱きしめたくなります(๑>◡<๑) 癒しをありがとうございました♡
2022/10/10 08:56 退会済み
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