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もふもふもふもふふっ!! ~ ぬいぐるみのいるせいかつ ~  作者: 徳田タクト卍
☆ぬいぐるみたちと、もふもふでふわやかな日常☆
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もふもふたちと、かくれんぼ!②



 次はお風呂場に行き、洗濯機を開けると。


「あ、ちゃとにゃんみーっけ!」


 洗濯機の中には、ちゃとにゃんがいた。


「くそー!見つかってしまったのにゃー!」


 と、ちゃとにゃんを抱き上げると、悔しそうに手足をじたばたさせた。


「さーて…後はスネービーだけか…って、何でみんなさっきから笑ってるの?」


 何故かぬいぐるみたちが、さっきからずっと私の後ろでクスクス笑ったりにやにやしている。


「いいえ、なんでもないでしゅよ」

「…そう?」


 疑問に思いながらも、スネービーを探す。けど、家のあちこちを探しても、スネービーが見つからない。ベランダも見てみたけど、スネービーはどこにもいない。


「えー!スネービーどこに隠れてるのー!?」


 それから30分程かけて探してみても、スネービーが見つからない。


「え~?もしかしてお外に行った?」

「それはないでしゅよ、ママ」

「?くまくまはスネービーがどこに隠れてるか知ってるの?」

「はい、さっきからずっとママの傍で隠れてましゅよ」

「え?私の傍に??」


 と、くまくまに言われて辺りを見回してみるが、スネービーはどこにもいない。


「どうします?降参しますか?」


 と、柴田さんがにやにやしながら言う。


「だからなんで、みんなニヤニヤしてるの?て言うかもうムリ~わからない!降参します!スネービーどこー?!」


 と、私が降参したことを大声で伝えると、私の後ろからぽてっと何か落ちる音がしたのと同時に、洋服が少し軽くなった気がした。後ろを振り向くとそこには…


「スネービー!?どこに隠れてたの!?」


 私のすぐ後ろは壁しかない。となるとスネービーはどこに隠れてたのか。


「わたしは最初からずっと、ママさんのお洋服の裾に噛みついてぶら下がっていたんですよ」


 と、スネービーがクスクス笑いながら言った。


「ええ!?そ、そうだったの!?あ!だから洋服がなんだか重いような~って感じてたのか!あれ、スネービーがぶら下がってたからなんだね!」


 と、私が言うと、ぬいぐるみたちはケタケタと笑う。


「も~ママ、全然気づかないからおかしくておかしくて…」


 と、くまくま。


「鈍感にもほどがありますよ。普通気づきますよ」


 と、柴田さん。


「そんなママンもかわいいけどね♡」


 と、うさろん。


「母上の負けなのにゃ~!」


 と、ちゃとにゃん。


「ふふふ、勝てるとは思いませんでした」


 と、スネービー。


「くそ~やられた~!」


 と、私は悔しそうにした後、ぬいぐるみたちと声をあげて笑う。


 かくれんぼは負けちゃったけど、でもまあ楽しいしいっか。



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― 新着の感想 ―
[良い点] くは~♡♪(*´Д`*)☆彡 読みながらニンマリ&ホッコリとさせて頂きました~♡♪ 良いお話~♡♪ 癒されるよ~♡♪ ありがとうございます!!(*´∀`*)ノ☆彡
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