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もふもふもふもふふっ!! ~ ぬいぐるみのいるせいかつ ~  作者: 徳田タクト卍
☆ぬいぐるみたちと、もふもふでふわやかな日常☆
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もふもふたちと、虹を見上げる。


「ママ、みんな!ベランダに出て、お外見てみてくだしゃい!」

「んあ~…どうしたの?くまくま~…」

「いいから早く起きるのでしゅ!早くしないと消えてしまうのでしゅ!」

 

 今日は休日。ベッドでぬいぐるみたちと一緒にだらだらと眠っていると、くまくまがふあふあでやわわかいお手々で、私のことをぽぴゅぽぴゅと叩いて起こしてきた。何だかとても慌ててる様子。


「んえ~…消えるってぇ?」


 と、うさろんが目を擦りながら起き上がる。


「そうでしゅ!急がないと消えちゃうやつでしゅ!早く起きるのでしゅ!」

「朝っぱらから騒々しいですねも~…」


 と、柴田さんも眉間にシワを寄せながら体を起こす。


 爆睡して起きないちゃとにゃんとスネービーをベッドルームに残し、私とうさろんと柴田さんは、くまくまの後ろをついていくようにして、ベランダの方へと向かった。

 すると────


「おお~…虹だ」


 ベランダの向こうに、見たこと無いほどの大きな虹が、青空にくっきりと橋を架けていた。


「きれ~♡」


 と、うさろん。


「よくみかける虹はぼんやりとしてますが…この虹は、大きくて色が綺麗に七色に見えますね」


 と、柴田さん。


「よくみつけたね、くまくま」


 と、私がくまくまに言うと「えへへ」と、くまくまは嬉しそうに頭をかいた。


「早くに目が覚めて、なんとなくベランダの外を見上げたら、この虹があったのでしゅ」

「ちゃとにゃんとスネービーにも写真撮って、後で見せよ」


 スマホを持ってきて、その大きな虹をパシャリ。


 ベランダの手すりにもたれ掛かりながら、虹が消えるまでぬいぐるみたちと虹を眺めた。



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