もふもふたちの性別は?②
「え…う、うさろんさん男の子なんですか!?」
と、スネービーが目を丸めながら言う。
「うんまあ…もとのキャラはね」
「え?いやだって、ばりばりの女の子っぽいしゃべり方だし!可愛いもの大好きだし!絶対女の子にしか見えないんだけど!」
「んぁ~…うさろんが置いてあったところは、JKとか女の子の学生さんが好む可愛いものばっか置いてあるショップだったからさ~…自然と?女の子っぽくなっちゃったってゆーか、女の子たちのしゃべり方がうつっちゃったっていうか~ね?」
「ああ…まあ、確かにそう言うお店だったけど。名前…まさかキャラ名があったなんて知らなかったから、勝手に『うさろん』って付けちゃってごめん。…もとの名前に戻す?」
と、私がうさろんに言うと、うさろんはふるふると頭を横に振った。
「ううん、うさろんは『うさろん』でいいの。だって、ママンが付けた、素敵なお名前だから。この『うさろん』ってお名前を付けてもらったから、うさろんは動いておしゃべりできるしそれに…ママンやみんなに出会えたんだもん。『うさろん』ってお名前は、大切な大切な…うさろんの宝物みたなものなの。だからうさろんは『うさろん』のままでいい」
そううさろんが言うと、嬉しくて何だか泣きそうになった。
「…そうだね、うさろんはうさろんだもんね。もうっ、可愛いっ!私に出会ってくれて、ありがと♡」
と、私はうさろんをぎゅーっと抱きしめた。すると。
「じゃあ、うさろんさんは僕たちと同じ男の子なんですね」
「じゃあ、うさろんは我輩らと同じ男の子なんだにゃ!」
と、柴田さんとちゃとにゃんが同時に、そう言うと。
「「空気読めーーー!!!」」
私とうさろんはそう、怒声をあげましたとさ☆