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もふもふもふもふふっ!! ~ ぬいぐるみのいるせいかつ ~  作者: 徳田タクト卍
☆ぬいぐるみたちと、もふもふでふわやかな日常☆
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もふもふたちの性別は?①



「はーい!今日はバレンタインデーなので、みんなに私特製のミニミニあいらぶゆーハートクッションをプレゼント~♪」


 と、私はバレンタインということで、手作りの小さなハートのクッションをぬいぐるみたちに1個ずつプレゼントする。


「わーい!ママありがとうございましゅ!」

「やば、めっちゃかわわ!ママンてば器用~♪」

「ありがと♡」


 すると、柴田さんが。


「そう言えばバレンタインデーって、ここ日本では確か、女性から意中の相手にチョコレートを贈る日だったような…。僕たちにプレゼントして下さるのはありがたいですが、あなたの恋人にプレゼントはしました?といいますか、あなた恋人はいるんで─…」

「柴田さ~ん♡そのクッションいらないなら没収しようかな~あはは♡」

「あ…いえ、要ります。すみませんでした」

「ていうか、恋人なんかいらないもーん!だって、可愛いあんたたちがいるんだもん!」


 私はそう言いながら、ぬいぐるみたちをまとめて抱きしめ、もふもふぎゅっぎゅ♪をした。するとぬいぐるみたちは、きゃっきゃと嬉しそうにはしゃいだ。


「てかさ、今さらなんだけど…あんたたちぬいぐるみって性別とかってあるの?」


 私がぬいぐるみたちに聴くと、ぬいぐるみたちは顔を見合わせた。


「う~ん…特に性別とかはないでしゅね。ただ、ボクたちを見ててわかるように、みんなそれぞれ話し方や仕草が違いましゅからね。それは、ぬいぐるみの持ち主さんでも変わってきますし、でもだからと言って、持ち主さんに似るわけではないでしゅからね~…人間さんたちで言う『十人十色』っていうやつでしゅかね。おんなじようなぬいぐるみでも、ひとつひとつに個性があるといいましゅか」


 と、くまくまが腕組をしながら言う。


「ふーん、そうなんだ」

「あでも、アニメとかキャラクターとして性別が決まってるぬいぐるみもいましゅからね。プ○さんとかミ○キーマウスでしたら、キャラクターとしては『オス』でしゅし」

「ふーん~なるほどね。じゃあ、くまくまはもともとのキャラ設定とかある?」

「いえ、ないでしゅけど、ボクとしては男の子なのなか~と」

「そうだね『でしゅ』『ましゅ』は私の小さい頃の話し方がうつったままって感じだけど、それ以外の雰囲気は男の子っぽいもんね。で、柴田さんも男の子…かな?」

「ええ!?僕は男の子というか、男の人…大人の男性でしょ…」

「はいはーい。で、スネービーは落ち着いた大人のお姉さんって感じかな?」

「わ、わたしですか!?ど、どうなんですかね。でも、大人のお姉さん…嬉しいです」


 スネービーはにほっと、照れたように笑う。


「ちゃとにゃんは、やんちゃな男の子だよねー」

「我輩はやんちゃな男の子にゃー!」


 と、ちゃとにゃんはぴょんぴょん跳ねながら嬉しそうにそう言う。


「…で、うさろんは~…ギャルな女の子って感じかな~?」


 と、私が言う。するとうさろんは、目をキョロキョロと踊らせた。


「うさろん?」

「あの…ね、うさろんもともとは、アニメ?のキャラクターでさ。その~…本当っていうか、そのキャラクターの名前があるんだ」

「え!?そうなの!?知らなかった!?で、なんて名前なの?」

「……リアム」

「…え?」

「リアムって名前で…『男の子』キャラなんだ」



 え…




「「「「えええええええええええ!!!!?」」」」




 私とぬいぐるみたちは、驚いて同時に声をあげた。



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― 新着の感想 ―
[良い点] えっ!? 「ええぇぇぇぇぇぇっっっっっっ!!!!!!!!!?」 m(_ _)m
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