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もふもふもふもふふっ!! ~ ぬいぐるみのいるせいかつ ~  作者: 徳田タクト卍
☆ぬいぐるみたちと、もふもふでふわやかな日常☆
23/64

もふもふたちが看病する。③


「さあ、次はこのひえひえのものを額に貼るのですよね。それは僕がやりましょう!」


 と、柴田さんが冷○ピタを袋から取り出して、透明のフィルムを剥がすと。


「ちょっと待つのにゃ!我輩が母上の額にぺったんするのにゃ!」

「はあ!?僕が先に手に取ったんですから、僕がやります!」

「いーや!我輩がぺったんするのにゃ!」


 と、何故か柴田さんとちゃとにゃんが冷え○タを奪い合い始めた。


「も~…そんなことでケンカしないの!てか、○えピタそんなに引っ張ったら伸びるー!」


 と、私が言っても2人は聞かずに、冷えピ○をぎーっと引っ張りあう。すると。


「…わかりました、わたしがママさんの額に貼ります。柴田さんとちゃとにゃんさん、すみませんけどそのひえひえのものをわたしに渡してください」


 と、スネービーが2人に言うと。


「スネービーさんは引っ込んでてください!」

「これは我輩がぜーったいぺったんするのにゃ!」


 と、柴田さんとちゃとにゃんが言うと。


「…じゃあ、いい加減そんなことでケンカするのを止めてもらっていいですか?誰でもいいから早く、ママさんにそのひえひえのものを貼ってください。それとも…まだケンカするのでしたら…………」


 目を尖らせ、スネービーは二枚舌をちろちろと揺らした。スネービーが、ぶちギレかけていた。



「「あ…はい。すみませんでした…」」



 柴田さんとちゃとにゃんは、体をカタカタと震わせながら、冷えピタ○をスネービーに渡した。


「はい、ママさん!ちょっと伸びちゃったけど、ひえひえのものを額にどうぞ」

「あ…うん、ありがとう」


 と、スネービーはさっきの殺気漂うオーラを消し、にこにこと微笑みながら、尻尾を使って私の額に○えピタをぺたりと貼った。


 蛇に睨まれた蛙…ならぬ、蛇に睨まれたいぬとねこのぬいぐるみの2人は、しばらくその場で固まっていた。



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― 新着の感想 ―
[良い点] や、やはり、本気出すと 普段は、大人しいスネービーさんのような方が、 一番、恐ろしいのですよ……。 ガタガタブルブル……汗 しかし、もっとも状況把握力に長け愛情深かったのも、スネービーさん…
[良い点] もふもふの愛、とても素敵~♪(*^^*) 自分も看病されたいです!(●´ω`●) [一言] 具合の悪いとき、来て欲しいなぁ(*^^*)
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