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もふもふもふもふふっ!! ~ ぬいぐるみのいるせいかつ ~  作者: 徳田タクト卍
☆ぬいぐるみたちと、もふもふでふわやかな日常☆
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私の休日に、わちゃわちゃと賑やかなぬいぐるみたち。①



 それは、とあるよく晴れた休日のこと。



「ん~、いい天気!さあて、洗濯洗濯~♪」


 私は洗濯かごを持ちながら、お風呂場やリビング、寝室に脱ぎ捨てていた洋服をかごにポイポイと投げ入れていた。



 ───ピッ。



「洗剤入れて~♪柔軟剤入れて~♪」


 あっちこっちの部屋から集めた洗濯物をどかどかと洗濯機に入れ、ふんふんふ~ん♪と鼻唄を歌いながら洗剤とかを洗濯機に入れた、時だった。


「ママン、ママン!大変なの!ちゃとにゃんと柴田さんがケンカしてるのォ!」


 うさろんがぽぴゅぽぴゅと慌てて走ってきて、そう言った。


「えー?もう、何やってるのよ」


 パタン、と洗濯機の蓋を閉めて、うさろんについて行くと。


「僕はまだ読んでるとちゅうなんです!」

「そう言ってもう1時間も、その絵本読んでるじゃないかにゃ!」


 ちゃとにゃんと柴田さんが、絵本を引っ張ってケンカしていた。


「ちょっとー!何やってるのよ2人とも!絵本が破れちゃうでしょ!」


 そう言って私は、2人の手から絵本を取り上げた。


「何でケンカしてるの?」


 私がちゃとにゃんと柴田さんに聴くと。


「ちゃとにゃんさんが、僕がまだ読んでたのに横から絵本を奪おうとしたんです」

「だって、柴田殿がいつまで経っても絵本を読み見終わらにゃいんだもん」

「だからって、奪い取ろうとしなくていいでしょう!?」

「早く読み終わらないトロい柴田殿が悪いにゃ!」

「何をーー!!?」


 柴田さんはムキーッと怒り、ちゃとにゃんに飛びかかって、綿の手でちゃとにゃんのことをポフポフポカポカと叩いた。するとちゃとにゃんも、負けじと綿の手で柴田さんをポフポフポカポカと叩いた。


 すると。


「2人ともいい加減にしなさいっ!!」


 私が大声で怒鳴ると、ちゃとにゃんと柴田さんは体をびくんと小さく跳ねさせ、ケンカを止めた。



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[良い点] ママん♡♪ 叱られたいでしゅ♡♪(*´Д`*)☆彡
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