疲れた時は、もふもふぎゅっぎゅタイム。
仕事から帰ってきて、お風呂に入って、夕飯も済ませた後。
「はぁ~…今日は何かつっかれた!」
とふん!とベッドに座りながら言う。
「眠たいけど~…寝る前に、癒されたい!もふもふぎゅっぎゅタイムさせて~!」
私がそう言うと、ぬいぐるみたちは「よろこんで!!」と言い、私の周りに集まってきた。
「まずは順番に抱きしめさせて。じゃ、くまくまから」
私がそう言うと。
「ボクでしゅね!とう!」
と、くまくまは私の胸にぴょんす!と飛びついた。
「くまくまかわいい!もふもふぎゅっぎゅ!」
ぎゅーっと、くまくまを抱きしめる。くまくまも、ふあふあの綿の手と体で、私のことをぎゅーっと抱きしめる。
「次はうさろん、私の胸のなかにいらっしゃい」
「おっけーママン♡」
と、今度はうさろんが私の胸に、ぴょんす!と飛びついた。
「うさろんかわいい!もふもふぎゅっぎゅ!」
ぎゅーっと、うさろんを抱きしめる。うさろんも、私のことを抱きしめる。
「次は柴田さん、カモン!」
「はいはい、仕方無いですね~…」
と、柴田さんはため息混じりに、私の胸にぴょんす!と飛びついた。
「柴田さんかわいい!もふもふぎゅっぎゅ!」
ぎゅーっと、柴田さんを抱きしめる。柴田さんも顔を赤くしながら、私のことを抱きしめる。
「次はちゃとにゃん!」
「はいにゃ!母上!」
と、ちゃとにゃんは、元気良く私の胸にどーん!と飛びついた。
「ちゃとにゃんかわいい!もふもふぎゅっぎゅ!」
ぎゅーっと、ちゃとにゃんを抱きしめる。ちゃとにゃんも、私のことを抱きしめる。
「最後にスネービー!」
「は、はい!ママさん」
と、スネービーは細い体をうねらせ、ぴょーん!と私の胸に飛んできた。
「スネービーかわいい!もふもふぎゅっぎゅ!」
ぎゅーっと、スネービーを抱きしめる。スネービーは私の頬をすりすりと頬擦りする。
みんなひとつずつ抱きしめると、最後に。
「はい、みんな一緒に~せーの!」
「「「「「「もふもふぎゅっぎゅ!」」」」」」
私の胸のなかにぬいぐるみみんなを集め、ぎゅーっと抱きしめる。
疲れを癒したい時は、やっぱりもふもふぎゅっぎゅタイムに限る。