嬉しそうな内田
岸に戻ると、すぐに内田が僕のところに駆け寄ってきて「ケンジ、お前もやるな~」とニヤニヤしながら言った。
まどかは、恥ずかしそうに頬を赤らめ、下を向いて黙っていた。
夏未も、すぐに駆け寄ってきた。
「何してたの?あなたたち……あんなところで」と、ほぼ、分かっていることをまどかに尋ねた。
まどかは、恥ずかしそうに、苦笑いで「チョット……」とだけ答えていた。
「何してたのって……お前、アレに決まってるじゃんか。なあ? ケンジ」内田がそう言って大笑いした。
まどかは、真っ赤になって、僕の後ろに隠れた。
「で、どうだった?海の中での感想は……?」内田は、まどかの様子にはお構いなしで、そう単刀直入に僕に尋ねた。
ぼくも、それには「ははは……」と苦笑いで答えるしかなかった。
「ちょっと、まどか、俺たちにもその浮き輪貸してくれよ……おい、夏未行こうぜ」内田が言うと、
「何、バカなこと言ってるのよ!」と即座に夏未が怒った。
まどかは、さらに顔を赤くして僕の後ろで小さくなった。
「『バカなこと』って、お前、ケンジたちに失礼だろ?」内田がそう言って、またしても高笑いした。
その内田の言葉を聞いて、自分の失言に気付いた夏未は「あっ!ごめん、まどか……そんなつもりじゃ……」と言って、まどかに謝った。
それを聞いたまどかは、赤い顔のまま「ううぅん、いいの、夏未ちゃん……この子、昔からバカだから……」と夏未に気にしないようにと言った。
僕はまたしても「あはは……」と苦笑いをした。
まどかの言葉を聞いた内田は「そのバカと付き合う、お前も相当だな~」と言って、さらに大声で笑った。
またしても、まどかは、僕の後ろで小さくなった。
そんな内田を、夏未が「ちょっと、いい加減にしなさいよ」と言って、たしなめた。
それから後は、再び、まどかはいじけて岸で砂遊びを始めた。
仕方なく、僕もそんなまどかの砂遊びに付き合った。
砂で、山を作っては壊し、棒を作っては壊しを繰り返した。
僕は、自分の性欲を抑えられなかったことを反省し、そんなまどかに、小さな声で
「ごめんな、まどか……恥ずかしい思いさせて」と謝った。
それを聞いたまどかは、下を向いたまま、やはり小さな声で
「うん……でも、ちょっと気持ちよかったよ……」と言ってくれた。




