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僕の性日記Ⅱ  作者: 水野 流
Ⅴ章 祭
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海水浴


その三日後、僕たちは、内田たちと祭りのときに約束していた、海水浴に出かけた。


メンバーは、僕とまどか、内田と夏未、それに、まどかと夏未が誘った美香と彼氏の丸山君の6人だった。

美香は、夏未のボランティアにまどかと一緒に参加するようになっており、その時に二人が誘ったのだ。

丸山君とは、まどかへのいじめがきっかけで知り合い、その後付き合い始めていた。



僕たちは、バスに乗って、内田が見つけたという、隣町の穴場的海水浴場に行った。


そこは、バス停や国鉄の駅から少しだけ離れており、近所の人しか泳ぎに来ないような、人の少ない海水浴場であった。



僕たちは、バスを降りてから、皆でふざけあいながら、その道を穴場の海水浴場に向かって歩いた。


海に付くと、そこは、地元の小学生とおぼしき子どもら数人だけが泳いでいる、遊泳区間を示すブイが沖合に数個浮かんでいるだけの、小さな海水浴場であった。



内田からシャワーも更衣室もないと聞いていたので、皆、服の下に水着を着けてきていた。


僕たちは、砂浜に下りるとめいめいに服を脱ぎ、それぞれが持ってきたサマーバッグに脱いだ服を詰め込んだ。



僕が一番興味のあったのは、まどかがどんな水着を着て来るかだった。いや、正直に言えば、まどかだけでなく、夏未と美香の水着にだって興味があった。


美香は水色のおとなしめのワンピースだった。次に服を脱いで現れたのは、黒色の胸元にフリルのついたビキニを着た夏未だった。

夏未のビキニは、身体を隠す布の部分が少なく、グラビアモデルが着るようなセクシーなものだった。

それを見た内田が喜んで「ヒュー!」という声を上げた。僕と丸山君もその夏未のビキニ姿をガン見した。


最後のまどかはなかなか、僕たちのところに来なかった。

恥ずかしそうに、下を向いたまま現れたまどかは、来る時に着ていた白色のパーカーを羽織ったままだった。



「なんだよ、まどか、そんなもの着てたら、泳げないぞ」内田が、下を向いて恥ずかしそうにするまどかを見て茶化した。


僕も、早くまどかの水着姿を見たいと思い「そうだよ、まどか、そんなの着てたら、濡れて帰りの服がなくなるよ」と言って、パーカーを脱ぐことを進めた。



そんな、男たちのエロい気持ちから発せられる言葉に、まどかはしぶしぶ、パーカーのファスナーを下ろして、僕たちに自分の着ている水着を披露した。



まどかも、ビキニではあったが、夏未の物とは違い、白地に赤のストライプが入り、ブラの中央とパンツの両脇に赤色の小さなリボンの付いた、可愛い感じのビキニであった。


それでも、パーカーを脱いだまどかは、僕らスケベ男たちの視線に、恥ずかしそうにして両腕を胸の前でクロスして自分の身体を隠した。


それを見て、やはり内田は「ヒュー!」と言って、喜んだ。



僕は、まどかの、その遠慮がちな胸元と、夏未のボリュームのある胸元を見比べた。


明らかに、大きさや形の良さでは夏未が勝っていた。


僕が、その夏未の胸にくぎ付けとなっているのに気付いた夏未は、ふざけて、脇を占めて両胸を中央に寄せたり、片手を頭に持って行って胸を突き出したりとかといった、『プレイボーイ』のグラビアでよく見かけるポーズをして、僕にその胸の大きさをアピールした。


それに気づいた内田が「ケンジ、なんなら交換するか?」と聞いてきた。

『パシーン!』

すかさず、夏未の張り手が、内田の後頭部めがけて飛んだ。



「痛てえな~ 何すんだよ」内田が、頭をさすりながら夏未に文句を言った。


「あんたが、バカなこと言うからでしょ!」夏未は怒って、内田に言った。


「だってよ~ ケンジがお前の乳、揉みたそうにしてたから……」


そう内田が言いかけた途端、もう一度夏未の張り手が内田の頭めがけて飛んだが、それは内田が頭を横にずらして、空を切った。


自分の張り手をかわされた夏未は「やあーね、男って……」と、まどかの方に向いて言った。

まどかは、その言葉に愛想笑いで答えた。

そして「もう……」と言う感じで、無言で僕の手を引っ張り、ふくれた。


みんなの笑い声が、真っ青に晴れた真夏の空に響いた。


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