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僕の性日記Ⅱ  作者: 水野 流
Ⅳ章 妖精
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裸の二人


僕たちは、裸のまま狭いベッドの上で、横になった。

僕の分身は、大役を果たし、安心したように皮を冠って、眠りについていた。


僕は、まどかの髪を手で撫でながら

「シーツ、汚しちゃったね……」と、意味のないつぶやきをした。


「いいよ、ママには、『突然生理になった』って言うから……」



「でも、よかった。血が出て……」まどかが言った。


その言葉の意味が僕には分からず「えっ!?どうして?」と訊ねた。


「だって、雑誌とか見てたら、初めてでも、血の出ない子もいるって……もし、血が出なかったら、私、初めてじゃないと、ケンジ君に疑われちゃうもん……」


この時から、まどかは、僕のことを『ケンちゃん』ではなく『ケンジ君』と呼ぶことも多くなった。



「いいよ、そんなこと。まどかが、僕に許してくれたってことは同じなんだから、別に初めてでなくても……」


その僕の言葉を聞いて「ダメ!まどかの初めてのひとは、ケンジ君でなきゃ……」


と言った。



僕は、そのまどかの言葉を聞いて、感激し「ありがとう、まどか」と言って、なでていた髪に口づけをした。甘い、いい香りがした。


その、いい香りのするまどかの黒髪を、横になったまま、僕はずっと撫でつつけた。まどかは、気持ちよさそうに、僕の胸に顔をつけたままじっとしていた。



しばらく、そのまま二人でベッドに横になっていると、「ケンジ君、お腹すいたでしょ?」と、笑って、僕の顔を見上げた。


先ほどから、僕の腹は『グルグル』と鳴き始めていた。


僕は、そのまどかの問いかけに、素直に「うん」と答えた。


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