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僕の性日記Ⅱ  作者: 水野 流
Ⅲ章 いじめ
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セイジツさんが戻って


その日の午後、中村先生は、自分の授業をすべて自習にし、夏未の家に行った。


そこで、どのような話が行われたのかは、定かでないが、その日の放課後、校長室に呼ばれ、僕が校長や教頭からの調査を受けていた部屋に入って来て、中村先生は、こう言った。


「校長、その話は、もう解決しました」



「解決したって……?君……この、ヒカルって生徒は、君のクラスの『須藤夏未』さんを、殴って、下品な言葉で、侮辱したんだろ?」僕の取り調べをしていた教頭が驚いて訊ねた。


「それは、全部、夏未君の作り話でした。夏未君が、お父様とお母様が居られる前で、ちゃんとそう言って、私に謝ってくれました。明日には、学校にも来て、ケンジ君に謝ってくれると思います」


そこにいた皆が、あっけに取られていた。



校長らの取り調べから解放された僕は、中村先生と校長室を出た。


僕は、中村先生に訊ねた。「セイジツさん、さっきの話は、本当なんですか?」


「本当さ」中村先生は、嬉しそうな顔で答えた。


「一体どうやって?」僕の問いかけに、先生は、

「お前から教えてもらった話を、先生が『葛山工業』の先生に調べてもらった話として言ったんだ。そいつらを、警察にも訴えるとな……そんなことになったら、夏未のお父さんは大変なことになる。俺に対して『いい加減なことを言うな!』と恫喝したんだが、結局、最後は、夏未が泣きながら、白状したんだよ……『男子から、いつもチヤホヤされているあの子が憎かった』ってね」


「え~?セイジツさん、やるじゃん」僕は、ため口で先生をほめたたえた。


その僕の賞賛に「どうだ?……先生も、そう捨てたもんじゃないだろう?」と嬉しそうに答えた。



「ただ、明日、本当に夏未が学校に来て、お前たちに謝るかどうかだ……」


先生は、少し、不安そうに、そう言った。



まどかは、教室で、僕の帰りを心配しながら暗くなった教室で一人待っていた。


「どうだった?ケンちゃん……」


「うん、大したことはなかった……」


その僕の答えに、まどかは「ごめんね……ケンちゃんの言いつけ守らずに……私、いっつもケンちゃんに迷惑かけてばっかり……」


そう言って、まどかは、涙を流し、僕の胸に顔をうずめた。


僕は、その突然のまどかの行為に、思わずその身体を抱きしめようとした。

しかし、すぐにおばさんとの約束を思い出し、それをとどまった。


しかし、まどかの髪の甘い香り、柔らかな身体に僕の分身は即座に反応してしまっていた。


まどかの、大事な部分に、ズボンとスカートを介してアプローチしていたのだ。


まどかは、即座に、腰を後ろに引いた。



なんとなく、気まずい雰囲気が僕たちを包んだ。


まどかは、股間だけを固くし、一向に抱きしめる気配のない僕に諦めたのか、「ケンちゃんのエッチ……」と言って、僕から離れた。

おばさんの言いつけがなければ、思わずその場に、まどかを押し倒してしまっていた瞬間だった。



その後、まどかと、一緒に家に帰ったが、その途中で、まどかが「もし、ケンちゃんが、あの学校辞めることになったら、私も一緒に辞める」と言った。


それを聞いて、僕は今日、中村先生から聞いた話をした。


その僕の話を聞いた、まどかは、少し安心していた。


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