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僕の性日記Ⅱ  作者: 水野 流
Ⅲ章 いじめ
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2学期になって


夏休みも終わり、まどかもすっかり元気になって、僕は、意気揚々と学校へ行った。


そこには、やはり、夏休みの登校日に見たと同じ、夏未を囲む女子たちがヒソヒソ話をしている姿があった。


僕は、『やはり、こいつらは変わっていないのか』と、落胆した。


そこに、まどかが、登校日と同じように、大きな声で「おはよう」と言って教室に入って来た。


その声を聞いて、僕や男子たちが「おはよう」と返した。


まどかは、その僕たちの声に『ニコッ』とほほ笑んで、自分の席に着いた。



その時だった。「まどかさん、おはよう」という女子の声が聞こえた。


男子みんなが、驚いてその声の主を探すと、それは信じられないことに、夏未だった。


まどかも、驚き、最初呆然としていたが、すぐにその場に立ち上がると、満面の笑みで「夏未ちゃん、おはよう」と言った。


夏未を取り囲んでいた女子たちも、その光景にあっけに取られていたが、我に返った者から次々に「おはよう」「おはよう」と言っていた。



教室全体が、安堵の空気に包まれた。


僕は、嬉しくて涙が出そうになるのをこらえるのに必死だった。


実際に泣いてる男子たちもいた。


しかし、その挨拶以降は、夏未のまどかに対する態度は同じで、話しかける訳でもなく、完全無視を続けていた。


僕は、夏未の真意を計りかねていた。



その日の夕方、僕は、また中村先生に呼ばれて、まどかと夏未の様子を聞かれた。


僕は、今朝あったことをそのまま先生に伝えた。


それを聞いた先生は「おお、それはよかった」と大喜びをした。


しかし、僕はその後の相変わらずの夏未のまどかに対する態度の変化のなさに、ちょっとした不安を感じていた。


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